「 軍服をファッションにする感覚が
わからぬ我が君の母なり 」
ロックギターを弾く息子。
このごろ、YMOの赤い人民服姿などに憧れて、ファッションもそれらしくしてライブをやっている。
その辺から、迷彩服、軍服ファッションを取り入れ始めて。
お母さんはミリタリーファッションは好きじゃない、と言った。
戦争とファッションは関係ない、お母さんは極端に反応しすぎだと反発する。
それ以上は私も触れない。
慶應大学の地下壕という、大学が戦時中の基地となった施設の案内ボランティアをしている知人がいる。そこから、戻ることのない特攻隊に通信を送っていたのだという。
こういった活動をしていると、軍艦や戦艦に憧れたり、興味があったりで訪れる人も少なくない、と話していた。
小学生の中にも、おじいちゃんの戦争体験を美化している男の子もいると聞く。
男の子には時に戦いに惹かれる本能もあるのだろうと思う。
うちの息子は戦争をよしとしているわけではないけれど、それにしてもファッションの、どこか戦士のかっこよさに惹かれているように感じてしまう。
ファッションだと言っても、軍服を見ただけで悪夢を見る人もいるだろうし、恐怖を感じる人だっていると思う。
ファッションという軽い感覚のものにすら、小さな抵抗を示す母をもったことが、あなたにとってはよいことなんだと、母はそう思うのです。
コメントありがとうございます。
お母さんがどう思おうが、気にしなくてもいいのに、怒ったりするところが、かわいくもあります😊
子どもの側にもさらりと伝わるのがよいのかな、とこのごろ思います。
戦争は遠いようで、私の子どものころより、近くに迫っている部分もあって、怖がらせすぎてもいけないし、無関心すぎても気になりますね。
音楽は世界共通言語と言われますか、我が家では数少ない共通の話題となっています。
音楽方面の進路を考えている受験生ですが、どうなることやら、です😊
ことねこ
ミリタリーファッション、軍服…。
そうしたものへの母親としてのお気持ち。
好き嫌いで言えばわたしでも一言で言えますが、
若い方々にもそれなりの思いがあってのことで難しいですね。
最後の一文のように、息子さんは心のどこかにお母さんの言葉を
これからもしまわれていかれるように思います。
音楽を奏でるという共通のものがご家族にあるのは素敵ですね。