妙覚寺ニュース

広島妙覚寺の毎月のニュースを写真入りで紹介します。

2月23日(火)お寺と福祉の研修会ー広島別院

2016年02月24日 | 広島別院(安芸教区)

2月23日(火)13:00より、広島別院にて「お寺と福祉の研修会」が開催されました。

講師は安芸高田市の社会福祉法人ひとは福祉会理事長 寺尾文尚(てらお・ぶんしょう)さんです。

ひとは福祉会では障害者支援施設いわゆる生活施設、児童デイサ-ビス、ケアホームなどを運営されています。

ひとは福祉会では、
「誰でもがともに暮らせる文化の発信基地」を目指しているそうです。
知的な障害を持つ人と、地域の人との関係を重視しています。
それは寺尾さんの長年の福祉の世界においての信念
「福祉と地域づくりは一体である」という考えに基づいています。

どちらかが前から引っ張るのでも後ろから押すのでもない、「側に寄り添う関係」を作ることで、
障害のある人が地域の中にいて当たり前だという地域づくりを目指してきたそうです。

安芸高田市では、地域の運動会などでも、
地域の方と障害を持った方が、気軽に声を掛け合う関係が
できてきているそうです。

寺尾さんは広島県が始めた「あいサポート運動」に賛同し、注目されています。

この運動は肩に力を入れて「障害のある人と付き合おう」という運動ではなく、
「日常生活の中で、さりげなく困っていることをお互いに支えあおう」という運動です。

寺尾さんいわく「お互い様活動」「助け合い活動」です。
地域の一人一人が支援を必要としているひとを「ちょっと手助けする」
そんな地域が「誰もが暮らしやすい地域社会」なのではないでしょうか。