妙覚寺ニュース

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12月15日(水)巨大な城、無類の天守 家康のいとこが築いた福山城

2021年12月15日 | 瀬戸内の風景

(明治時代に撮影されたとみられる福山城=福山城博物館提供)

福山城は来年、築城400年を迎えます!

朝日新聞に掲載されていました。

三浦正幸・広島大学名誉教授(城郭史)に取材された記事でした。

福山城は初代福山藩主・水野勝成が1622年に築いたそうです。

勝成は徳川家康のいとこで「鬼日向(ひゅうが)」と呼ばれた猛将。外様大名のお目付け役として中国地方に初めて配置された譜代大名で、幕府の資金援助を受けて巨大な城を造ったのだそうです。

勝成は10万石の藩主だったが、他藩ではおおむね50万石級なら五重天守、10万石級なら三重天守が目安だが、福山城は五重天守だけでなく、他藩の三重天守に匹敵する三重櫓6基のほか二重櫓16基、平櫓2基もあり、ありえない規模であり、50万石級から100万石級の、姫路城に近い巨大な城だったのですね。

(築城時から現存する伏見櫓)

築城当時から残る建物では、 京都の伏見城から移築された伏見櫓(やぐら)。国の重要文化財で、他藩の三重天守とほぼ同じ大きさの巨大な櫓であり、日本最古の櫓である。

この記事を読むまで、こんなに壮大なお城であったことを知りませんでした!

戦争で焼失し、1966年に再建された天守は、来年の夏まで外観復元工事が続くそうです。

福山城天守閣は現在福山城博物館として運営されています。