勇者様の雑記帳

ゲーム暦40ウン年の勇者様の足跡が書き散らす日記。ゲームや映画、読んだ本などについて、好き勝手に書いています。

『首里の馬』(高山羽根子 著 新潮社 2020年初版)

2025-04-02 06:33:41 | 書籍

近頃、『バルダーズゲート3』にハマりすぎて、

図書館から借りてきた本を読み切れずに返却するになってしまい、

ちょっとなんだかなぁ、という気分になってきたので

『水曜日はゲームをしない』ことにしてみた

 

そんな中で読み終えたのが、

高山羽根子氏の『首里の馬』(2020年)。

第163回芥川賞の受賞作だ。

なんというか、不思議な話だった。

例えて言うと、作りかけの部屋をどんどん建て増ししていくような作風で、

普通じゃないシチュエーションを、普通なように描きながら、

でもやっぱり登場人物たちにとっては普通じゃなかったんだってことを、

後半に進むにつれてどんどん展開していく。

「え?それってどうなっちゃうの?」と面食らわせながら、

そんなことは放っておいて、また新たな「普通じゃない」をストーリーに放り込んでくる。

 

「結局のところ、なんだっやったんや~」と思いながら、

それでも最後まで気分よく読ませていただいたのは、

主人公の未名子のやっていることが、魅力的に感じられたせいかもしれない。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『サンドランド』(2024年発売。PS5用 RPG)

2025-02-28 06:42:52 | ゲーム・日本橋

1月からプレイしている、PS5用のRPG『サンドランド』、

 

鳥山明氏が2000年に発表したコミックが原作のオープンワールド型RPGだ。

前半はとても楽しく遊んでいたのだけれど、

フォレストランドに入ったあたりから、「う~ん?」というかんじになってしまった。

 

前半はこれぞ鳥山ワールドといった世界観を見せつけられながら、

魔王サタンの息子で元気いっぱいの悪魔・ベルゼブブや、

国軍の元将軍で、陰謀に巻き込まれて妻を失い、復讐に燃える男・ラオ、

ゼウ大将軍の命令でラオを追いながら、心の葛藤に揺れる正義漢・アレ将軍等、

個性一杯のキャラクターたちを中心にテンポよく話が進む。

最後は大将軍を皆でやっつけて大団円と、話を追うことに夢中にさせられた。

 

後半も、隣国フォレストランドの侵略に立ち向かうストーリーで、

話としては面白いんだけど、

ゲームとしての要素が後半に入っても代わり映えせずで、正直飽きてしまったというところか。

自由に走り回ることのできたサンドランドから、一転して迷路のようなフォレストランドの地形、

目の前にあるのに辿り着けないもどかしさは、なかなか辛いものがあった。

これがせめてゼルダのようにどこまでも登っていければいいんだけど、

サンドランドでは、絶壁はともかく、登れそうな地形も見えない壁があって登れない。

 

時々手に入る、キーアイテムの様でキーアイテムではない「落とし物」も地味にしんどかった。

「軍人の水筒」とか「残されたランプ」とか、

いわくありげなアイテムがあっちこっちで手に入るんだけど、

使い道が分からない。かといって意味がないわけではなく、

町の中でモブキャラの1人に話しかけた時に、

「あ、それは私の・・・!」となるんだけど、

なにしろヒントがほとんど無いに等しいので、

偶然に頼るしかなく、この手のアイテムがどんどん溜まっていくのがほとんどストレスになってしまった。

 

これからいよいよ山場の空中戦艦攻略に入るのだけれど、

せめてエンディングは「やってよかった!」と思える内容にしてほしいなぁ。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アメリカの大統領が交代しましたが

2025-01-21 05:50:21 | 社会

昨日の昼間に民生委員の方と話をしていて、

その人の「人は75歳になったら公職を退くべき」という持論を聞かされていたのだけれども、

そんな中で78歳7か月のドナルド・トランブ氏が、

史上最高齢のアメリカ大統領として就任されたことは、なかなか感慨深い出来事だ。

 

就任早々、パリ協定からの離脱を宣言する等、

初日から活発に動き出そうとしている新大統領、

彼が目指す方向性の是非はともかく、

80近い年齢からは想像できないほどエネルギッシュなのは間違いない。

これからの数年間、恐らく日本にも大きな影響が及ぶことになると思うが、

彼が作っていく「歴史」を、興味深く見守って行きたい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東京都が第1子の保育料を無償化

2024-11-30 05:45:11 | 社会

昨日、東京都が第1子保育料を無償化するというニュースが流れた。

小池百合子都知事が公約に掲げていた政策が実現した形だ。

 

 

第1子無償化、25年10月にも 東京都知事公約の保育料(共同通信) - Yahoo!ニュース

 東京都が保育料無償化の第1子への拡充を、2025年10月から始める方向で検討していることが29日、関係者への取材で分かった。都は23年度から第2子の保育料を無償化し、小池...

Yahoo!ニュース

 

 

 

一見、素晴らしい政策に見える。

しかし現状としては、東京都が巨大な財源を背景に、

このような東京都独自の子育て支援策を次々に実施しても、

日本一出生率の低い東京都に子育て世帯が吸い寄せられるだけで、

出生数自体は一向に改善しないという現状があり、

子育て世帯が流出していく東京以外の道府県は、

非常に苦々しい思いで見ているということを、

東京都は理解できているのだろうか。

 

保育料無償化の取り組みは、

少子高齢化を食い止めるための起爆剤として、令和元年度に3歳以上の子どもを対象に実施されたが、

0~2歳については国の財源が足りず、全国的な取り組みとはなっていない。

東京都への人口の一極集中を緩和するためにも、

むしろ東京都以外を対象として国が取り組むべきではないだろうか。

 

いずれにしてもこの程度では「少子化対策」にはならないが、

子どもを育てるだけの余裕がある世帯に対する、「子育て支援」としては有効だと思う。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

先日の兵庫知事選挙について

2024-11-19 04:49:40 | 社会

17日に投票があった、兵庫知事選挙で、

前職の斎藤氏が、当初の予想を覆して復活当選を果たした。

民意の怖さというか、SNSの怖さというのを改めて感じた出来事だ。

 

今回の選挙が異様だったのは、

2人の県職員が亡くなり、百条委員会の質疑を経て、

県議会が全会一致で不信任を議決したことによって、

一旦は「過去に人」になったはずの斎藤氏が、

県議会やマスコミ等の「既成勢力」VS「1個人」という対立に位置付けられた上で、

個人を守るSNSの「真実の声」に支援される形で当選を果たしたことだろう。

次点だった元・尼崎市長の稲村氏は、兵庫県内22市町村の市長の支持を受ける等、

盤石の態勢で臨んだつもりが、「既成勢力」の支援が却ってアダになったように、

後半ズルズルと支持を失ってしまったように見えた。

 

結局のところ、故人が命がけで告発を行い、

百条委員会があれほど時間をかけて真実を究明しようとした、

斎藤氏の過去の行動はどのように評価されるべきだったのか。

 

「ポスト・トゥルース」という言葉がある。

世論形成という点で、個人の感情や信念の方が、

客観的事実よりも人々の意見に影響力を持つ状況を意味する言葉だ。

 

近年、国民に影響を与える情報伝達手段は、

テレビからネット、特にSNSに移行しており、

有権者はテレビから入ってくる情報よりも、

より身近に感じているSNSの情報を重視する傾向がある。

「個人」として選挙を戦った斎藤氏は、有権者の心情に訴えかける手段として、

SNSを有効に使い、これが想像以上に有効だったということになる。

 

物事の真実が何だったのかが分からなくなってしまえば、

あとはより心に響く言葉で語った方が勝つ。

今後の国政選挙等で同じ構図が現れてくるのかどうかは今のところ分からないが、

非常に興味深い出来事だと思った。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする