勇者様の雑記帳

ゲーム暦40ウン年の勇者様の足跡が書き散らす日記。ゲームや映画、読んだ本などについて、好き勝手に書いています。

展示会『描く人、安彦良和』に行ってきた

2024-07-14 05:16:26 | Weblog
兵庫県立美術館で、9月1日まで開催されている、
アニメーター&漫画家の安彦良和氏の展示会「描く人、安彦良和」を観に行ってきた。


見ごたえ十分の内容で、朝10時に入って、全部見終わったのが午後1時。
途中で足がパンパンになってきて、そろそろ終わりかな?と思っていたら、
その時点でやっと半分だった。
俺様が知っているのは、「機動戦士ガンダム」や「アリオン」の安彦良和氏だが、
漫画に活躍の場を移してから後も、精力的に作品を生み出し続けておられ。
今回は、漫画の世界で、こういう作品もあったんだなぁ、という発見が沢山あった。

個人的に嬉しかったのは、「クラッシャージョウ」の原画や挿絵が数多く展示されていたことで、
中学生時代に友達に貸してもらっては読みふけった、高千穂遥氏のSF小説が思い出されて、久しぶりに読み返したくなった。

作品展によくある「図録」も大ボリュームの400ページ超で、読み応え抜群だ。
まぁ、値段もそれなりだけれども、この際いいだろうと思い買ってしまった。
観に行ける方は、是非行ってみていただきたい。

あと、同じ施設で、「北斗の拳40周年大原画展」というのもやっており、
たまたま兵庫県の取り組みで、「描く人、安彦良和」が無料で観られたため、
80年代ジャンプコミックに首まで漬かっていた俺様は、ヘトヘトになりながらこちらにも足を運んでみた。


こちらは千葉繁氏が音声ガイド役を務めておられ、
好きな人は、氏の声を聴くだけでも価値があるかもしれない。
個人的には、展示会の内容が、ラオウが昇天するところで終わってしまっており、
ファルコやらカイオウやらボルゲやら、観たかったなぁ。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『新・怖い絵』(中野 京子 著 角川出版 2016年初版)

2024-07-10 04:39:31 | 書籍
図書館で、中野京子さんの『新・怖い絵』を借りてきた。


『怖い絵』シリーズは、
名画の実は怖い背景を掘り下げ、語ってくれるエッセイで、
美術館でも見かけるような名作について、
「実はこの絵のこの部分を見るとね・・・」みたいな語りが大好きだ。

今回も、シャガールやモネ、ミレーといった有名どころの他に、
フリーダ・カーロやブグロー、変わり種で大量殺人犯のジョン・ゲイシー等、
古今東西の様々なアーティストの作品が紹介されていて、非常に面白かった。

個人的に今回印象深かったのは、
フランシスコ・デ・ゴヤの『鰯の埋葬』。
どこかで見たような作風だなぁと思っていたら、
地獄やら悪魔やらの絵をやたと描きまくった『黒い絵』の人だった。

【美術解説】フランシスコ・デ・ゴヤ「最後の古典巨匠と同時に最初のモダニスト」

フランシスコ・ホセ・デ・ゴヤ・イ・ルシエンテス(1746年3月30日-1828年4月16日)はスペインの画家、版画家。ロマン主義の代表的な画家。 ゴヤは18世紀後半から19世紀初頭...

Artpedia アートペディア/ 近現代美術の百科事典・データベース

 


あぁ、子どもの頃に読んだ『世界の恐怖大図鑑』に出てた人かぁ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『タイ屋台999』梅田店へ

2024-07-09 04:57:53 | 食べ物
俺様、「パクチー」というものが苦手だ。
好きな人には申し訳ないが、あのカメムシのような匂いというか味覚が耐えられない。
あの、食べた瞬間に食堂が拒絶するような感覚は、他の食材ではなかなか味わえない。

DNA検査会社「23andMe」社の調査によると、
パクチー独特の風味をもたらすアルデヒドという物質について、
遺伝的にこれが苦手な人の割合は、東アジア系の人の約8%らしい。
もっといるんじゃないかという気もするが。。。

しかしながら、タイ料理にはパクチーはつきものだ。
トムヤムクンもパッタイも美味しい料理なのに、
パクチーを毎回よけたりするのも、なんだか申し訳ない。
いつまでもパクチーが苦手だと、タイに旅行に行くのも気が引けてしまう。
今後行く機会があるのかどうかは分からないが。

そんなこんなで、なんとか克服を、と思いながらなかなか果たせないまま、
昨日は大阪梅田のタイ料理店『タイ屋台999』へ行ってきた。

人気のお店らしく、一か月前でも既に予約でほぼ埋まっているかんじだ。
天井からいくつも提灯がぶら下がっていて、この辺が屋台っぽさを演出している。


ここの料理が、とても美味しかった。
そして、料理が美味しいと、パクチーもなんとなく食べられてしまうのだ。
タイ料理の味付けに、あのパクチー独特の風味が溶け込むのか、
それともタイビールで酔っぱらったせいかはよく分からないが、
とにかく他で食べる時と比べて、パクチーへの抵抗感が非常に少なかった。
これは収穫だ。値段も驚くほど安かったし、また行ってみたい。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

都知事選が終わりましたね

2024-07-08 04:51:45 | 社会

昨日開票が終わった東京都知事選挙は、
終わってみれば、2位にほぼダブルスコアの圧勝で、
やっぱり現職が強いなぁという選挙だっだ。

2位、3位も概ね事前の下馬評どおりで、特に意外性はなくて、
むしろ気になったのは4位以下のみなさん。

4位 田母神としお氏 267,699票(3.9%)
 「教育勅語」「修身」の復活など、思想的にはかなり右寄りの方。
 そういうのが好きな方の受け皿になったんだろうか。

5位 安野 貴博氏 154,638票(2.3%)
 SF作家として一定の知名度のある方で、その辺りの組織票があったのかも。
 政見放送は「アップデート」ばかりが耳に残って、具体的な内容があまり伝わらなかった。

6位 内海 聡氏 121,715票(1.8%)
 「市民がつくる政治の会」の人。
 「和の心と武士道精神で悪を倒す」的な主張で、正直これだけ得票できたのが意外

7位 ひまそら あかね氏 110,196票(1.6%)
 この方も、政見放送では発言していただけなかったので、 主張は謎のままなんだけど、
 これだけ得票できたってことは、一定の共感者がいるということかな。

ここまでが10万票以上獲得された方。

8位 石丸 幸人氏 96,222票(1.4%)
 アディーレの創業者らしい。
 政見放送では「伝説の弁護士」ばかりで、政策はまったく主張されていなかった。
 石丸伸二氏と間違えて投票した人が相当おられたんじゃないだろうか。

9位 桜井 誠氏 83,600票(1.2%)
 日本第一党の方。
 政策は、「外国人生活保護の即時廃止」「東京都の人口を強制的に削減」「税金はゼロ」など。
 思想としては田母神氏よりさらに過激な感じ。8万票かぁ。。。

ここまでが得票率1%以上の方

以下、清水 国明氏 ドクター中松氏、、、と続く。

4位~9位の皆さんについては、あまり実効性のある政策を打ち出されている方がおられないように感じた。
今の都政に強い閉塞感と展望の無さを感じている方の不満票が、このあたりに流れ込んだのだろう。
この順位の6人の候補者の皆さんの得票数を全部足すと、80万票を超える数字になってくる。
これは無視できない数字で、仮に2位の石丸伸二氏がこれらの不満票の受け皿になっていれば、
相当な接戦になっていた可能性がある。

このあたりは、選挙後に小池氏も言っておられたように、
石丸氏、蓮舫氏の掲げる政策が、小池氏の取り組みと大きく変わるよ、と受け取れる内容が少なく、
じゃぁもう小池氏でいいじゃん、となったのが今回の結果なのかもしれない。

まぁ、政策が現実的になればなるほど、出来ることは限られてくるとは思うんだけど。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東京都知事選挙の少子化対策について

2024-07-06 20:08:55 | 社会

東京都知事選挙で、各候補が提案している少子化対策について、
知人である保育所経営者がご立腹だ。

曰く、
「日本一出生率が低い東京都が、
 巨大財源を背景に、他府県が対抗できないような独自の少子化対策を打ち出している。
 それを見た周辺の若年層は、東京への転入意欲が高まるかもしれないけど、
 実際に転入してみると、低収入に見合わない生活費の高さに、
 とても子どもを産み育てる余裕が持てない。
 結局、東京都に若年人口がどんどん吸い上げられるばかりで、
 地方の少子化が一層深刻化することになる。
 うちの園の経営を、一体どうしてくれるのか」

似たような論調の論説を、今日の新聞でも読んだが、
つまりまぁ、そういうことなんだと思う。

現状としては、東京都がブラックホールの様に若年世代を取り込んで、
むしろ地方の少子高齢化を加速化させている、と。

これが更に顕著な姿で現れているのが、お隣の韓国だ。
首都ソウルへの若年世代の一極集中が進んだ結果、
昨年度の合計特殊出生率は、0.72と過去最低を記録した。
首都ソウルの合計特殊出生率は0.55と東京以上に深刻で、
近い未来の東京と日本の姿が映し出されているとも言える。

結局のところ、生活基盤の安定化が確保されていない状況で、
教育や保育の無償化といった部分的な経済支援を行うと、
むしろ逆効果になってしまう、ということなのかもしれない。

東京都に限らず、今や日本中で取り組まれている、
保育や教育費の無償化は、既に子どもが生まれている家庭への「子育て支援対策」にはなるけれども、
結婚したり、子どもを産んだりする余裕がない単身世帯や夫婦にとっての「少子化対策」ではないと思う。
正直なところ、特に東京都に限っては、
根本的な解決にならない「少子化対策」はやめてほしい。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

都知事選の政見放送を観てみた

2024-07-05 04:39:06 | 社会
先日、東京都知事選の政見放送が見られなくて、、、という話を書いたが、
Youtubeに色々とUPされれていたので、ありがたく拝聴させていただいた。


今回、立候補者全56人のうち、政見放送を行った51人分の放送を聞いてみたのだけれども、
聞き終わった感想としては、とにかく有象無象だなぁ、という印象。
51人のうち、ほんの少しでも都政について話をしてくれたのは21人しかいなかった。
うーん、全体の半分以下じゃないか

逆に、国政も含めて、
政策的なことに全く触れなかった人は28人。
この中に、例の「NHKから国民を守る党」の人が15人含まれる。
NHKの批判だけの政見放送は、政見放送とは言えないんじゃ、、、と思い、
こちらにカテゴライズさせていただいた。
ちなみに、N国の候補者は全部で19人いたので、
何かした都政等について訴えをされた方は4人おられたということだ。

政策について何らからの発言をされた方28人についても、
話の内容はまともな人もいれば、陰謀論的な話ばかりされる方まで、
本当に幅が広くて、なかなか楽しませていただいた。
個人的に、まともに都政を語っているなぁと思ったのは(その分、笑えるところは無いが)、
主義主張に賛同できるかどうかは別にして9人。
56人も立候補していて、政策を政策らしく語ることが出来たのが9人だけというのは中々すごい。

ちなみに、今回の選挙で断トツで駄目だこの人は。。。、と思ったのは、
自分が可愛いことだけ連呼して終わったあの人。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夢の人工血液

2024-07-03 04:23:26 | Weblog
奈良県立医科大学が、「人工血液」の開発に成功した、というニュース報道があった。

「どんな患者さんでも、血液型も関係なく入れられる」A・B・O・AB型を問わない『人工血液』の開発に成功 一体どんなもの?奈良県立医大 | 特集 | MBSニュース

 奈良県立医科大学が7月1日、「人工血液」の開発に成功したと発表しました。実用化されれば世界初になるかもしれません。医療界の“救世主”となるのでしょうか。

MBSニュース

 


昔から、作ることが出来ればノーベル賞と言われるアレである。
今回開発された人工血液は、期限切れになった「献血」を原料としているもので、
献血からヘモグロビンを抽出して、これを脂質の膜で包んでカプセル状にすることで、
誰にでも使えて、しかも保存期間の長い「人工血液」になるらしい。

元は「献血」なので、まったくの「人工血液」というわけではないのかもしれないけれど、
SF映画に出てくるような人工血液の実現に向けた大きな一歩と言えるだろう。

厚生労働省のデータベースには、「人工赤血球(ヘモグロビン小胞体)製剤の実用化を目指す研究」として、
奈良県立医大のチームが平成24年に研究を開始したとの情報が載っている。

人工赤血球(ヘモグロビン小胞体)製剤の実用化を目指す研究 | 厚生労働科学研究成果データベース

今回のような研究成果の発表には、長い長い研究の積み上げがあるわけで、
完成に向けてコツコツと地道に実験を繰り返している人が、世界中には沢山おられるのだろう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする