半日時間が取れたので、堺市にある「仁徳天皇陵」を見に行ってきた。
仁徳天皇は4世紀~5世紀頃に在位していたと言われている天皇で、
古墳造成が流行りまくっていた時代の人だ。
仁徳天皇陵というと、クフ王のピラミッド、秦始皇帝陵と合わせ、
「世界三大陵墓」と言われたりする。
以前から一度行ってみたかったのだけれども、
こういうのは近すぎると却って行かないもので、
今回、やっと訪問することができた。
南側にある拝所に向かうには、JR百舌鳥駅が最寄り駅になるが、
大きさを実感するために、1つ隣の三国ヶ丘駅から歩いてみることにした。
で、歩き出して10分ぐらいでなんか後悔
だいたい、JR1駅分って、結構あるのだ。
こんな感じの道が延々と続く。
右側が仁徳天皇陵になるのだけれども、大きすぎて形が全然伝わらない。
これが仁徳天皇陵・・・の外側の堀だ。
堀は二重に巡っていて、木々の向こうにはもう1本、堀が陵墓をぐるりと囲んでいる。
まぁ、全然見えないわけだけれども。
延々と1km歩いて、やっと南の端に辿り着いた。
歩いてみると、本当に大きい。
学生時代に見た始皇帝陵も大きかったが、あれは木が1本も生えていないので、
人が造ったものという雰囲気があった。
こっちは木が生い茂った丘というかんじだ。
ぐるりと回って正面へ。
ここが拝所という場所である。正面に見える丘だか山だかが、陵墓本体になる。
もっと人がいるかと思ったが、意外に閑散としていて、
そこがまた静謐な雰囲気を醸し出していてよろしかった。
仁徳天皇陵の周辺には、履中天皇陵を始めとした大小の古墳が点在していて、
古墳群という集団を形成しており、
近くの「堺市博物館」では丁度展示会が開催されていて、
その他の古墳も含めた様々な資料が展示されていて、とても見ごたえがあった。
展示を見るのに時間をかけすぎてフラフラになり、
帰りは結局バスになってしまった。お疲れ様です。