そうそう、それでその、『ピラニア3D』なんですよ
映画『ピラニア』といえば、70年代にジョー・ダンテが撮った生物パニック映画。
『殺人魚フライングキラー』ほどのインパクトはありませんでしたが、
なかなかによくできた映画だったと記憶しています。
それから30ウン年後の現在、
『ピラニア3D』という堂々のタイトルで登場した今回の映画を、
俺様ちょっと期待しながら観にいったわけですよ。
『ピラニア』を現代の特殊技術でリメイク!しかも3D!!
職場の同僚のたっての希望で吹き替え版を観にいくことになったのですが、
俺様的には吹き替え声優が
坂本真綾だったり三石琴乃だったり白石涼子だったり田村ゆかりだったり釘宮理恵だったり、
ましてや三石の相方が出川だったりすることに惹かれたわけではないのです。
で、夜の九時半からの上映を眠い目をこすりながら観てきたのですが、
さすが3D映画!! スクリーンからバンバン飛び出してきましたよっ、
ピラニアとかっ、
チチとかっ、
シリとかっ!!
・・・・・
舞台になっているのはアメリカのどこかの湖で、
地震で湖の底にあいた大穴から、地底湖で生き残っていた凶暴なピラニアの先祖が侵入してくるのですが、
この湖ではちょうどこの時、毎年恒例の
『オッパイ祭り』なるものが開催されていて、
頭の若干ゆるーい感じの水着姿のお兄ちゃんお姉ちゃんが大量に集まっては騒ぎまくっているという、
B級映画的に大変にナチュラルな展開でストーリーが進行していくわけです。
最後はピラニアの群れがお祭り群集に突入して祭りが血祭りになっちゃうお約束シーンが待っていて、
3D映像技術が惜しむことなく無駄遣いされているされている様は、いっそ清清しいほど
『ピラニア』と違って、名作とか佳作とか呼ばれることはあり得なさそうな『ピラニア3D』ですが、
エンドテロップの後で、続編『ピラニア3DD』堂々公開!の速報をみて、
「これは観にいくしか・・・!」
と心にグッときたのは、これはこれで中々面白かったからと言っておきましょう。
あと、吹き替えキャストでいちばん印象に残ったのは出川哲朗でした