統一教会がらみの報道について

安倍元首相の事件から、
カルト教団として名高い、統一教会の名前が頻繁にメディアに取り上げるようになり、
そうこうしている間に、今度は政治と教団との関りが、想像以上に深刻になっていることが報道されるようになって、
そういえば統一教会って最近とんと聞かなくなったなぁ、解散したのかなぁ、とか思っていたのが、
むしろドンドン深刻な方向に進んでいたのを、マスコミが取り上げなくなっていただけだったのが分かり、
これは本当に大変なことになっているんだなぁ、と思っている。

現時点で教団との関りが疑われる議員のリストが公開されているが、
これって、選挙前に報道されていたらそれこそエライことになっていたのでは・・・。

政党別に見ると、特に多いのが与党・自民党というのが救いがない。
統一教会と言えば、欧米ではカルト教団にカテゴライズされていて、
マインド・コントロールの手法を、例のオウム真理教あたりが模倣したという、いわば元祖にあたる存在で、
現代日本のかじ取りを、統一教会×創価学会の2台巨頭が操っているのかと思うと、
笑っちゃいたいぐらい寒々しい状況だ。

実際のところ、政治と宗教の関わりというのは世界中で見られると思っていて、
ドイツのキリスト教民主同盟や、インドのインド人民党あたりは有名だし、
イスラム世界は制度の仕組みはよく知らないけれども、イスラム教の精神的な指導者が政治方針に直接、間接的に口を挟むのが、
テレビでもしばしば見かけられる。
ただ、一般市民を洗脳のような状態において、常識では考えられないような高額の献金を強いるような宗教が、
自らの都合のいい社会を実現するために、政治に浸透を図るという今回の構造は、
世界的にもなかなか見られない事例になるのではないだろうか。

今回の事件によって、このような状況にほんの少しだけ光があたった状態であるが、
これがこのまま流されてしまうのか、大きな問題として取り上げられるようになるのか、
個人的には大いに気になるところで、
最近やり始めた「ファイナルファンタジー９」の事を書こうと思っていたのが、
結局全然書けなかったじゃないか、どうしてくれるんだって感じだ。