やかましいかわや

一瞬回文かと思わせるタイトルだが、そうでもない。トイレの換気扇が発狂した。ンアオケキョキィィィン、などとすさまじい奇声をあげているのだ。埃が詰まったのかしら、と格子状のカバーを外してファンをチェックしてみると、案の定みっちり埃で真っ白け。イヤァァァァ。取扱説明書に『三ヶ月に一度はカバーを外して内部の埃を吸いましょう』と書いてあることは知っていたのだが、カバーが固すぎてわしの力では外せないため、カバーをしたまま掃除機で吸うだけで、内部のお手入れは7年間全くしていなかったのだ。さっそくファンを取り外して心ゆくまで掃除したいところだが、『絶対に外さないで下さい』と書いてある。ぬぬぬぅ。仕方ないので、狭ーいトイレ内で作業開始。手が届かないので脚立代わりの椅子にのぼっての作業だ。しかもトイレの照明を点けると同期してファンも回り出しちゃうので真っ暗な中、片手に懐中電灯、片手に掃除機という体勢で7年分の埃をちまちま吸うという、大変困難な作業だ。ずっと天井を見上げていたので首が激しく痛いのよ。そしてそんな頑張りも虚しく埃はさっぱり取れず、奇声はそのまま。ンアオケキョキィィィン。埃のせいなんだか部品の磨耗なんだか故障なんだか、結局原因も分からずじまい。泣きながらサービスセンターに電話してみたら、明日修理に来てくれることになった。業者のおじちゃんがどんな職人技を見せてくれるのかわくわく楽しみである半面、法外な修理費を請求されたらどうしましょう、とガクブルで今夜は眠れないマスターなのでした。
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