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2017年の横浜オクトーバーフェスト:(5杯目)

(前回の続き)
オクトーバーフェスト公式醸造所の1つであるシュパーテン(SPATEN)。
ビールの本場ミュンヘンで600年の歴史をもつ醸造所。
近代的で品質の良いビールを造るために冷蔵施設を開発し、
世界中のビールの基礎技術となったラガービールを発明した。

4世紀 ローマ帝国の北方にゲルマン人と呼ばれる人たちがいた。
しかし、西に進出してきたフン人(フン族)によって、
ゲルマン人たちも、西に移動することとなる(ゲルマン大移動)。
そして…。
395年 ローマ帝国は、東西に分裂する。
476年 ゲルマン人によって、西ローマ帝国は滅ぼされてしまう。
800年 フランク王国のカール大帝が皇帝となる。
西ヨーロッパを統一したカール大帝の領土は、
現在のフランスやドイツ、イタリアになり。
この時代から、ドイツでは本格的にビールが造られ始める。
12世紀になると、巡礼者への食事や施しに応じるため、
修道院内で大量のビールが造られていく。
やがて、修道院以外にも、その技術は伝わっていき、
ワインと比べて、下等な酒とも言われていたビールは、
多くの人たちに愛され、楽しまれるようになった。

追記:
同じラガー(下面発酵)のビールでも、
日本のビールが黄金を思わせる色合いなのに、
ドイツのビールが、銅や琥珀を思わせる色なのは、水質によるもの。
水の硬度が影響している。
個人的には、ラガービールの「ラガー」とは、
「火入れしたもの」として聞いてきたこともあり。
下面発酵ビールの総称として、
ラガーという言葉が用いられるのは、違和感があるけど。
全国レベルの“有料(優良でもない)”放送局、〇HKの番組でも、
そう言われているので、納得するしかないところ。



「レーベンブロイ」
ビールの故郷ミュンヘンで、創業600年になり。
麦芽100%のドイツビールを、
代表するオクトーバーフェストの6つの公式醸造所の1つ。
昨年は、オクトーバーフェストでは味わえなかったので、
楽しみにしていました。
(続く)



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さらに、もう一杯!2017年の横浜オクトーバーフェスト:(4杯目?)


東京から30kmほどの位置にある海沿いの街“横浜”は、
日本のビール発祥の地でもあり(諸説あるけど…)。
横浜赤レンガ倉庫のイベント広場においては、
ドイツ本場のビアフェスティバル「オクトーバーフェスト」が、
以前から、誘致されてきた。
関連する記事「赤いレンガとドイツのビール:
2016年横浜オクトーバーフェスト(0杯目)」

近年は、お酒のイベントも珍しくもなく。
オクトーバーフェストも、横浜だけでなくなってきたけど。
今年は、レーベンブロイのブースもあり。
これで6つの公式醸造所のビールを、すべて味わえる。
こうなれば、無視できなくなってくるけど。
オクトーバーフェストの会場では、
本格的なドイツのビールや料理が揃うだけに、
それなりの出費を考えないといけない。
さて、どうするかな?
少しだけ迷った。
やはり、本場ドイツのビアフェスティバルの雰囲気を、
味わえるのは、楽しそうにも思える。
ちょうど時間もあり、行くことにしました。





オクトーバーフェスト公式醸造所であるパウラーナー(1634年創業)。
名門サッカーチーム「バイエルンミュンヘン」のスポンサー企業とのこと。
昨年は、飲みそびれたので、まずは1杯目。


追記:
お酒に関する書籍などには、よく記されていることだけど。
「水に浸されたパンが発酵したから、ビールは生まれた」とある。
これは、当時(紀元前ですから…)のパンは硬く。
水に浸して食べられていたという事情もある。
現代の食生活とは異なる事情から、新しい食文化は生まれ、
それが引き継がれていく。
当たり前のことだけど、考えてみれば、スゴいこと。
それでも、ビールの“つまみ”にする話でもないかな?
(続く)
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