日本へ一時帰国する前に パープルラインに乗車してみました。風邪 引いちゃったけど(苦笑)。
日本の車両が走るパープルラインは全長23キロ、全16駅で、昨年8月に開業しました。
バンコク中部のバンスー区と北西郊外のノンタブリ県を結ぶ都市鉄道です。
<16駅の路線ですが、右下の車マークの所が1.2キロの距離>
開業当初は、パープルラインの南東側の終点であるバンスー区のタオプーン駅とブルーライン
(地下鉄MRT)の北西端(都心部)のバンスー駅は約1.2キロ離れ、接続していませんでした。
バスが運行されていましたが、この辺も交通渋滞です。また通勤時など歩くのを嫌がります。
そんな利便性の悪さも手伝って、パープルラインの乗客数は伸び悩んでいました。この路線は、
初めてメイド イン ジャパンの新造車両の初輸出に 丸紅・東芝・JR東日本が共同で受注に成功。
日系企業 初めての鉄道システム一式を納入しているだけに、日本人は気になっていました。
<パープルライン、静かで乗り心地も良好でした>
これまで日本は 中古の列車を含めて、タイ鉄道インフラ整備に多種な協力を行なってきました。が、
新車両とシステムなど、今までは強敵 ドイツのシーメンス製(Siemens)に負けていましたからネ。
それが先月11日に、ブルーラインのバーンスー駅とパープルラインのタオプーン駅を結ぶ
約1.2キロの区間である両路線がつながりました。 1カ月経った今、パープルラインの
利用者が急増しているとのことです。1年でよくつなげました。本当に良かったです!
接続前の乗客数は1日平均3万3,000人程度でしたが、接続後の8月11日~31日は平均4万
8,760人で約50%も増加しています。その後も増え続け、近況では6万人を記録したようです。
<ラッシュアワーをどう対応するか>
ただ老婆心ながら心配するのは、特にBTSや地下鉄の利用者の急増で、各路線がつながる
アソーク駅など主要駅の混雑の悪化が酷くなっていることです。駅や周辺も車両もラッシュ
アワーを想定して造られていません。ブルーラインとパープルラインがつながったことで、夕方の
ラッシュ時にはアソーク駅などで駅構内への入場制限が行なわれ、長い列が出来ていました。
でも12年後の2029年までに、バンコク首都圏を網羅する最終計画路線は着々と進んでいるようです。
下図が路線が完成した際の電車と地下鉄のイメージ図ですが、果たして予定通りいくでしょうかネ。
<東京・大阪の地下鉄網と変わりなくなる?>
振り返れば、バンコク市内にスカイトレイン高架鉄道(BTS)が走ったのが18年前の1999年でした。
その5年後の2004年に地下鉄ブルーラインが開通し、その6年後の2010年にエアーポートリンク(バンコク
市内とスワンナプーム国際空港)が走りました。 そしてパープルライン完成と18年かかっています。
今までの18年とこれからの12年は、スピードも情報入手などもケタ違いでしょうから、
2029年にはイメージ図のような素晴らしい首都圏路線が出来あがっているでしょう。
皆さんは2029年になると何歳になります? 完成された首都圏路線を見てみたいですネ。
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今年も無理でしょう、2年遅れにはなるでしょうか。