読者の皆さんは、日本で開催されている世界ゴミ収集選手権「スポGOMI ワールドカップ」
って、ご存知でした? 私はタイ国を通じて初めて知りました。 素晴らしい活動なんですネ。
世界的に深刻化している海洋ゴミ問題ですが、海のゴミの約8割は、陸(街)から流れ出て
いるとされ、これを防ぐ「最後の砦」がゴミ拾いということで、ゴミを失くす活動の一つです。
ゴミ拾いとスポーツを融合させたのが「スポGOMI」。 日本発祥のスポーツだそうです。
普段、企業や団体が取組む従来型のゴミ拾いに「スポーツ」のエッセンスを加え、今までの
社会奉仕活動を「競技」へと変換させた、全く新しいスポーツという位置付けだそうです。
2008年に一般社団法人「ソーシャルスポーツイニシアチブ」の馬見塚(まみつか)健一代表が
考案したスポーツとのこと。ゴミ拾いをスポーツと捉え、子供から大人までゴミを捨てない
リサイクル習慣を意識させ、綺麗で暮らしやすい街造りを、大会を通じて行なっています。
合言葉は「ゴミ拾いはスポーツだ!」。この「スポGOMI」のワールドカップを11月に日本で
初開催することになり、タイ国も出場するために、バンコクで予選会が行なわれた次第です。
各国の代表が出場するワールドカップに向けて、国や世代を越えて、日本では47都道府県で
予選大会 及び 全国大会、海外では世界6大州・約20カ国で予選大会を開催している最中です。
タイ国では2日、大手不動産開発 及び 小売事業のサイアム ピワット社(Siam Piwat)と
日本コンテンツをリードする G-U クリエイティブ社が主催し、タイでもちろん初のゴミ拾い
スポーツ大会「スポゴミワールドカップ2023 タイランドステージ」が開催されました。
<チャチャート都知事も参加しました>
日本発祥の環境美化活動(運動)と言えますが、同大会にはチャチャート都知事も参加して
いましたネ。同都知事は現在、バンコク都の問題点と課題を17項目上げていますが、その中の
ゴミ・ほこり・排水に関する清潔度、洪水、都市景観の改善 等々、ゴミを失くせば改善される
項目が多くあることもあり、チャチャート都知事からも大きな賛同を得ているようですヨ。
タイ国での競技形式も日本の「スポGOMI」ルールに従って、初の今大会には、60チームが
参加しました。 優勝チームになればタイ代表として、東京の世界ゴミ収集大会に出場します。
ルールは年齢や性別に関係なく複数人でチームを作り、指定されたエリアで制限時間内に
拾ったゴミの量や種類に応じて与えられるポイントを競う。チームは3人一組、制限時間は
1時間とし、戦略・戦術次第で、どのチームでも勝てる可能性はあるとか。 明日に続きます。
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