タイ女性の社会進出度は？（１）

先日　慌てて電車に飛び乗ろうとしたら女性専用車両でした。女性ばかり、これもちょっと異常な光景です。
要するに、痴漢から女性を守る車両を設けなければならないほど、痴漢が多いことを世界にも
証明していることで、情けない気もしますが・・・
いつかはタイでもこんな車両ができるのかなぁ～と、でも　タイの場合、女性の働き手が多いので、
日本のように一車両では足りないだろうなぁ～と、推測しながら観ていました。

タイでは日本と比較にならないほど、女性の社会進出が高く政府高官・会社役員からバス・タクシーの
運転手・肉体労働者に至るまで、女性が元気よく明るく働いています。

カード大手会社のマスターカードが纏めた、昨年度のこんな興味深い調査結果が目に留まりました。

太平洋13カ国の「女性の社会進出度」調査で、社会・経済の男女格差が最も高いのは日本で、最も
少ないのはニュージーランドという結果が出たそうです。平均収入、高等教育、管理職の割合、雇用
機会の4項目から男性を100として指数化し、女性の社会・経済進出度を割り出したそうです。

ニュージーランドは「高等教育」が129.24と男性を上回り、総合指数が89.85で一位。日本は「管理職の
割合」が21と極端に低く総合指数46.93で最下位だったようです。因みに域内平均は72.09です。

タイは「高等教育」が118.89、「雇用機会」82.66、総合指数75.29で13カ国の中間でした。

総合指数の高い順に、ニュージーランド129.24、フィリピン87.43、台湾82.19、オーストラリア76.18、
シンガポール75.92、香港75.83、中国75.59、タイ75.29、ベトナム72.18、韓国65.12、インドネシア61.09
マレーシア57.91、日本46.93という結果ですが、フィリピンでは大統領が女性ですし、日本の最下位は
女性専用車両車と何か結びつくのでしょうか？・・・
最近の日本は変わった、と言われますが、こんな調査を聞くと　まだまだと痛感します。

タイは社会的に男女平等ですので、女であるという理由だけで、不当に給料が安かったり、昇進に差支えが
あったり、不利益を被るようなことはありません。むしろ女性の新しい分野での仕事が多く生れています。

今年の春には、郵便配達員を養成する為の学校に、史上初めて女性の入学が認められた50名が一年間の
コースを終了し実務に就くそうです。これはタイ女性のホスピタリティーを顧客サービス改善運動の一環
として企画されたようです。

女性の方が働き者と言われるタイです。男性も頑張らなければ、益々男性の職場を失います。

でも　タイでも女性への差別も多々あるようで・・・・　明日に続く　


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