タイ政府は10月1日付で福岡県 福岡市に領事館を開設していますネ。
在留タイ人へのサービス提供、貿易、投資の促進 及び 日本人査証(ビザ)発給業務や観光客誘致
などを担います。九州、中国地方と沖縄の13県を管轄するとのことです。日本国内各地にタイ人
観光客や在住者が増えていることから、タイ人保護や支援が必要との判断から開設したと聞いています。
<1日、アッタカーン領事は小川洋 福岡県知事に着任を報告しました>
福岡県は、かねてよりタイ政府に総領事館の開設を働きかけていましたが、ようやく実現しました。
また、現在 日本には東京に大使館、大阪に総領事館、名古屋に名誉総領事館がありますの4カ所目。
福岡領事館に着任されたアッタカーン・ウォンチャナマース総領事は、タマサート大学卒、上智
大学で修士課程を修了、東京のタイ王国大使館勤務経験もあるようです。「タイのビジネスマンや
観光客が日本を訪れやすくなり、両国の交流が深まることを期待します」と抱負を述べています。
<アッタカーン総領事>
また「経済や貿易、観光、文化、教育といった全ての分野でタイと九州の関係を深く、良くしたい」と
思っているそうで、かなり精力的に動かれるようです。ただ、タイへ渡航するための査証(ビザ)の
発給などの本格的な業務は、正式な事務所に移転した後の来年4、5月ごろの開始になるようです。
総領事館の開設場所として福岡を選んだ理由は「福岡はハイテク企業が集積するなど経済の
ポテンシャルが高い。また、人々はタイに対して非常に関心を持っている。九州に住む人がタイで
投資や貿易などのビジネスをする際は、タイ政府としても便宜を図るようにしたいと思う」と …
<福岡市>
日本に住むのは上智大学への留学時代などを含めて今回が4回目だそうです。東日本大震災の際、
タイ政府の一員としても来日しています。その時、思ったことは「互いに助け合い、勤勉で諦めない
日本人の姿に感銘を受けた」とのこと。管轄する13県に暮らすタイ人留学生に会う機会を作りたい
そうで、また留学生時代に訪問した思い出をたどって、別府や熊本にも行きたいとも語っています。
日本の歌も日本語の勉強も好きといいますので、日本語は流暢なのでしょうネ。
在日タイ領事館が開設されたことで、タイと13県の交流がますます深まりそうです。
タイ王国福岡総領事館
総領事館は日本銀行福岡支店近くに来年3月に完成予定で、それまでは下記に仮入居しています。
[所在地]〒812-0012 福岡県福岡市博多区博多駅中央街8番1合 JRJP博多ビル3階
[電話]092-686-8775 [FAX]092-686-8761 [MAIL]領事部 consul.fukuoka@mfa.go.th
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