昨年あたりまでは、ホテルなどの滞在先のオーナーや管理者が報告していなくても、厳密な確認など
行なっていませんでした。また渡航者にもなんら問題ありません。罰金の対象になるのも渡航者ではなく、
オーナーや管理者です。まぁ~ 我々は余り気にする必要はないんですが ・・・ 昨日からの続きです。
ところで、下の写真で中央の人物をよく見かけませんか? そう、入国審議窓口の
表面に「ノー・チップ・プリーズ」って「チップ禁止」のマーク付きで、看板をつける
ことを決めたタイ入国管理局のスラチェット・ ハクパーン局長です。
「X-RAY OUTLAW FOREIGNER(ならず者外国人追放作戦)」で実績を上げ、この10月1日より、
タイ入国管理局長に就任しています。スラチェット局長は外国人の不法入国者・滞在者に厳しく、
逮捕者を出すたびにマスコミに大きく取り上げさせて、そのパフォーマンスぶりは有名です。
19日の記者会見でも、タイにいると見られる不法滞在の外国人7,000人を、年内には追放すると、
表明。 タイの友人は「自分の出世のために息巻いている」なんて陰口を言っていましたけど …
スラチェット局長は不法就労者にも厳しく、不法滞在の外国人7,000人を取り締まるのはいいんですが、
これらの外国人は近隣のミャンマーやラオス、カンボジアなどの外国人労働者も多く、局長はタイ人の
嫌がる3K(きつい、危険、きたない)の仕事を、彼らが補っていることを忘れてはいけませんよネ。
タイは、外国人の不法就労者に対する罰則の強化に伴い、摘発を恐れた不法就労者が大量に流出する
など労働力不足が懸念されています。なかでも、近隣の外国人が多く就労する建設現場は、人手不足が
深刻化しており、中小規模のレストランでさえ、廃業に追い込まれるとの見方もあるくらいです。
タイ政府は、不法就労の取り締まりを強化した外国人就労管理法を昨年6月に施行しました。
労働許可証のない外国人を雇用した場合、雇用者は不法就労者1人につき罰金40万~80万バーツ
(約136万~272万円)が科されます。不法就労した外国人に対しては、罰金が最大で
10万バーツ(約34万円)、もしくは5年以下の禁錮刑となってしまいます。
昨年6月に、罰則強化を発表してから5日間で、約6万人の不法就労者が国外に流出するなど
混乱も広がりました。慌てた政府は、発表から2週間で不法就労に関する罰則について、年末まで
凍結することを決定。その後、そのままの状態です。何らかの逃げ道があるのがタイスタイルのはず。
不法滞在者や不法就労者を認めるわけではありませんが、余り厳しく対応すると自分の首を
自分で締めるようになりかねません。 タイではミャンマーやラオス、カンボジアなどの
外国人労働者が260万人、うち半数が労働許可証を持っていないと推察されていますからネ。
スラチェット局長さん、国全体を よく見て 仕事をして下さいな ・・・
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