癒しの国ラオスが変る！

　　
　昨日から　ワタシにとっての癒しの国、ラオスに来ています・・・
時折　喧騒なバンコクから離れラオスに足を踏み入れるのが、ひとつの楽しみにもなりました。
日本の皆さんも　一度　訪れてみて下さい・・・　半世紀前のバンコクを見るようでホッとしますヨ。（笑）

　タイの隣の国でありながら、日本人にとっては馴染みの薄い国ラオス。　世界で最も静かな、貧しい
首都であるビエンチャンは、タイの東北端の街 ノンカイと友好橋で繋がっており、飛行機は勿論　バスや
列車で国境越えできる、まだ　まだ　知られていない秘境の首都であり国でもあります。

　
　　＜凱旋門から見渡すビエンチャン市内…ビルがない！＞

ビエンチャンの街は、高い建物と云ったら凱旋門と新しく建てられたホテルぐらい、タイの地方よりも
更にノンビリとした空気が流れているような気がします。　人柄も素朴で純情、治安も良く三面記事に
なるような恐ろしい事件など皆無と聞きます。　治安も世界一かも知れません！

屋台やトゥクトゥクなどアジアらしい様相と　カフェやブティックなどヨーロッパの雰囲気が共存し、
不思議な調和を生んでいます・・・　そうでした、戦時中　ここラオスは、フランスの植民地でしたネ。　

　
　　＜ビエンチャン市内にそびえ立つ凱旋門！＞

　1975年　（35年前）　の社会主義革命によって現政権が樹立され、ラオス人民革命党による一党独裁
体制で、政治状況は概して安定しています。　1986年　（24年前）　以降、中央統制経済から市場経済へ
方針転換し　近年は７％～８％前後の成長率を維持しているようです・・・

更に 今 大きく変わろうとしているんです！　

2004年11月にASEAN　（東南アジア諸国連合）　議長国としてASEANサミットを実施、2008年3月には
メコン河流域開発首脳会議を主催、昨年12月には東南アジアのオリンピックと言われる第25回東南アジア

競技会（シーゲーム）を開催し成功を収めたばかりです。　遅まきながらお兄さんの国、タイの軌跡を
踏んでいます。　ラオスは、ようやく大人の国々へ仲間入りを果たしたばかりなんです！

　
　＜シーゲームのシンボルマークになった象です…＞

まだ　シーゲームの大成功の余韻が残るビエンチャン、その勢いが乗ったまま　乱立したホテルも
心配されましたが、シーゲーム効果で観光客も順調に増しているようで、建設ラッシュは続いています。　

そして　来月の10月12日、ビエンチャンは遷都450年を迎えます。　今年は、ラオス全土　及び　友好国で
文化・商品展示会・芸術・スポーツ協議会・ビジネス交流会などの様々なイベントが行なわれおり
やはり　10月に証券取引所も開設されます。　ようやく　お国らしくなってきました！

　
　＜ラオスの飛行機も躍進を続けて機体が大きくなって…＞

　こうなると、ドンドン、行け行け、です！　ビエンチャンの郊外に副都心が建設されるとか、ワッタイ国際
空港が狭くて　将来に対応できないと、移転計画も進められているとか・・・　止まりません！

　こんな違いを目の当たりに見て、大きく育つのは嬉しいのですが、ワタクシの手から、飛び立って
しまいそうで寂しい限りです。（悲）　もっと、もっと、癒して欲しいのに！　　



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