プロの女子ゴルフ、昨季は稲見萌寧プロ、今季は西郷真央プロの年になりそうです。
「ヤマハレディース オープン」は、今季四戦2勝の西郷真央プロが、二週連続優勝となる
今季3勝目を挙げて終了しました。最終日、76とスコアを四つ落としても逃げ切りました。
それでもトータルのスコアはアンダーをキープし、継続中である21年から続く連続アンダー
パー試合数は28となり、自身が持つ最多記録を更新しています。この記録は凄いですよネ。
今の日本選手は男子もそうですが、「前週に優勝した選手が今週は予選落ち」というケースが
よくあります。 ケガや体調不良では仕方ありませんけどネ。まったく強さを感じません。
彼女は28試合もアンダーを続けている。しかも「勝って当たり前」と周囲に見られる中での
プレーは、そう簡単では無いでしょう。5打差単独首位で迎え、雨天と強風になった昨日の
スタートでは、“大変な一日なると思うけど、逆に天気が悪いほうが、大きなコアで追い上げて
来る選手もいないはず” と、プラス思考に自己暗示をかけて18ホールに臨んだといいます。
まだ20歳5カ月の女の子ですからネ。ただ者ではありません。ジャンボ尾崎から、“何と
いってもゴルフに対する考え方や取り組みが優等生で、プロの中でもそのゴルフ頭脳は、
トップではないかと思う” と言わしめていますが、なるほど と頷く言動が多く見られます。
今回の勝利で、その他にも西郷真央プロが達成した主な記録が報道されていました。
年間5試合での3勝は、1990年にシーズン3勝目を出場6試合目の「ヤマハカップ
レディース」で達成した高須愛子プロを抜き、史上最速記録を更新しました。
<グランドシニアでプレーする高須愛子プロ>
また、四日間大会完全優勝を20歳177日で成し遂げ、2005年「日本女子オープン」で
宮里藍さんが、達成した20歳105日に次ぐ史上二番目の年少記録となりました。
通算3勝目を20歳177日で達成しましたが、17年畑岡奈紗(18歳261日)・04年宮里藍
(18歳360日)・89年平瀬真由美(20歳27日)・20年古江彩佳プロ(20歳172日)に次ぐ
史上5番目の年少記録だそう。さらに、20歳177日での二週連続優勝は、17年畑岡奈紗
(18歳261日)に次ぐ史上五番目の年少記録とのこと。これらの順位は、記録を更新して
いるわけではありませんが、トッププロになった証であり、頼もしい記録ですよネ。
6月2日に 開幕の米国メジャー戦「全米女子オープン」がありますが、世界ランクでの出場
資格は確実に得られるでしょう。 これに参戦して、どこまでやれるか、これも楽しみです。
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