また一人、幼少期にウッズ選手に影響を受け、ゴルフを始めたタイの新鋭、パティ・
タバタナキト選手(21)が、男女を通じて今年最初のメジャーで頂点に立ちました。
ツアー初勝利がメジャータイトルですからねぇ~ 最終日、ボギーなしの1イーグル・
2バーディの「68」で回り、通算18アンダーは立派でした。 振り返って見れば、
初日から首位を守り切る完全優勝ですからネ。 これは凄いことですよねぇ~
優勝経験のないツアー二年目で 且つ 最終日は誰でもプレッシャーがかかるもの。でも
伊達に、ジニア時代から多くの実績を積み苦戦場を潜り抜け、米国の下部ツアーで三勝して
いる訳ではありませんでしたネ。飛距離が出る(今大会の1W 平均323ヤード)わりには、
その巧みな小技も決まっていました。 <19年の同大会でもローアマに入っていました>
解説プロが、“硬いグリーンでも止められるパワーがある上にショートゲームも上手い。深い
ラフの時は手首のコックを使って、より鋭角にヘッドを入れてラフの抵抗を減らし、正確に
ボールにコンタクトできる技術も持っている” と称賛していました。2番パー5のチップイン
イーグルは、まさにその小技で楽にさせ、序盤で二つスコアを伸ばせたのは大きかったです。
メジャーで四日間首位を走って勝つためには、メンタルの強さも必要でしょう。本当に強くなって
しまいました(笑)。 このような試合での完全優勝、それを支えたのは何なんだったのでしょう?
それは「ビジョン54」を提唱するリン・マリオット氏とピア・ニールソン氏に師事していた
と知りました。2018年「全米女子オープン」では5位に入り、トップアマとして招待された
<アリヤ・モリヤ選手とマリオット氏とニールソン氏>
同年の米国女子ツアーQシリーズでは84位と低迷し、スランプに陥ったといいます。 そこで
宮里藍さんやジュタヌガーン姉妹も師事した「ビジョン54」でメンタル面を学んだようです。
パティ選手 憧れのアリヤ・ジュタヌガーン選手からも、“パティをとても誇りに思う。四日間の
堅実なプレーに感銘を受けました。ツアーに多くのタイ人選手が参加するのは、嬉しく、とても
エキサイティングです。頑張ってくれてありがとう!” と、SNSでメッセージを送っていました。
勝利の瞬間、駆け寄った仲間から水やシャンパンをかけられて祝福されていました。そして
同大会の優勝者の「儀式」となっている18番グリーン横の池に、キャディと二人で助走を
つけて勢いよく池に飛び込みました。“本当に夢がかなった。いつか必ず、この池に
飛び込みたいと思っていた” そうで、満面の『タイの微笑み』を見せていましたネ。
最近のタイ国内では 明るいニュースが余り無く、久々に嬉しい朗報でした ・・・
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4日間首位を譲らない完全優勝。大変立派でした。しぶといシャンシャン選手を競り落とし、最終日は10アンダーを叩きだしたコー選手のとてつもない追い上げにも屈せず、72ホールを戦い抜いたことに拍手です!
また一人 応援する選手と楽しみが増えますね。
5月に延期された「ホンダLPGA」で来タイしましたら、凱旋帰国です。
タイのゴルフファンは歓喜するでしょう。