国内女子ツアーの「ブリヂストン レディス オープン」にて、前週の「RKB×三井松島
レディス」でプレーオフの末に優勝を逃した岩井明愛プロと山下美夢有プロが揃って、
今日の最終日最後組で再度戦います。女子プロは、ホント見せ場を作ってくれます。
この「ブリヂストン レディス オープン」でタイのゴルフファンにとっては、嬉しい出来事が
ありますネ。 昨年のJLPGAのプロテストにて、5アンダーの8位で一発合格したP.サイパン
(本名:パナラット・タナポルブーンヤラス)選手が、日本ツアーのレギュラーツアーでの
デビューを飾っており、かつ予選通過し、今日の最終日は27位タイからスタートしています。
プロテストに一発合格したものの、同年に行なわれたQT(予選会)では上位に入れず、
78位に終わりました。今季主戦場は下部のステップアップ ツアー(SAT)となっています。
ですが、15日に行なわれた「ブリヂストン レディス オープン」の主催者推薦選考会
(マンデートーナメント)で、3アンダーの2位に入り、出場権をゲットした次第。
25歳のP.サイパン選手は8歳からゴルフを始め、15歳でタイ国ナショナルチーム入りし、
高校はバンコクのアメリカンスクール出身です。2015年にプロに転向し、タイ国 LPGAにて
<18年のアマタ フレンドシップカップで原英梨花プロとサイパン選手>
「PTT Thailand LPGA Master」で初優勝しています。同年に中国女子プロゴルフを転戦
しながら米国 LPGA出場権をゲット。16年から19年まで米国のレギュラーと下部ツアーで
プレーしていました。18年にはレギュラーツアーで二回のトップ5フィニッシュを遂げて、
同年に欧州女子ツアーにも出場しており、海外ツアーでは経験豊富な選手です。
<5月には、JLPGAの研修も無事終えています>
22年の米国ツアーでは5試合出場を最後に日本でプロテストに挑戦しました。米国での
生活は、タフで、移動時間が長いこと等、苦労することが多く、また戦績が芳しくないと、
物価も高く、経費や食事の面などで かなり厳しくなるようです。その点、日本は移動がラクで、
賞金も高いので、また、日本はタイ国からも近いので理想的な戦い場と感じていたといいます。
4月に行なわれたSATの「フンドーキン」で初出場し(予選落ち)、5月に台湾で開催された
「CTBCレディス」では、15位タイになり日本ツアーでの賞金393,000円を初めてゲットしました。
169センチから打ち出すドライバーショットの飛距離は270ヤード。日本女子ツアーでは
ベスト5に入る飛距離でしょう。それを活かしながら海外ツアーの経験を持って、今回の JLPGAの
レギュラーツアー初参戦となりました。今日の最終日27位タイから伸ばせるか注目です。
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