タイ人の色に拘る話しを もう少し … プミポン国王は1927年12月5日のお誕生ですから月曜日に
お生まれになりました。 月曜日のラッキーカラーは黄色、黄色は タイの国色のように扱われます。
そう云えば、タイの国花であるラチャプルック (ゴールデン シャワー) は、「王様の花 」 を 意味し
この花の色も見事な黄色ですしネ。 今でも 月曜日になると、黄色のシャツなど着こむ人も多いんですヨ。
プミポン国王が在位60周年を 迎えた1996年、タイでは黄色いポロシャツが飛ぶように売れました …
王宮前広場は黄色い服を 着た人たちで埋め尽くされた記憶が、今でも鮮明に思い出されます。
あの頃は、まだ 月曜日に黄色い服を 着て、職場や学校に行くのは 当たり前の光景でしたネ。
そう、曜日毎に キーとなる色が決まりますから、日替わりで異なる色のコーディネートを 楽しむ習慣が
あり これは 宮廷内で働く人たちの間での決まり事だったのが、一般にも拡大したものと聞いています。
(日曜=赤、月曜=黄、火曜=ピンク、水曜=緑、木曜=オレンジ金曜=青、土曜=紫)
が、その後 王族を 軽んじるタクシン元首相に対して、黄服を 着た反タクシン派デモが活発化するにつれて
多くの一般人は、黄色い服を 着なくなっていきました。 日常生活の中で、殊更に政治的信条を 避けた
のでしょう。 デモに参加していると見られます、こうして 黄色は反タクシン派の色になってしまった?
今度は タクシン派が、赤色を 基調とするようになり 黄色と赤色のぶつかり合いになった次第 … これで
タイ国における黄色と赤色の持っていた意味が薄れ、政治色の意味を 持つようになってしまいました。
こんな諸事情もあって、プミポン国王も気を 遣ったのでしょう。 2007年にピンクのブレザーを 着て、
病院を 退院されました。 その時には ピンク色のポロシャツを 着ることが 流行。 余りに 市場が
過熱したばかりに、国王自ら 「色はなんでもいい」 と 発言されるほどの騒ぎになりましたネ (苦笑)。
ピンク色は 名君と言われたラマ5世、チュラロンコン王がお生まれになった火曜日の色ですので、タイの
東大と言われるチュラロンコン大学のスクールカラーでもあるんですネ。 昨年4月に赤色のデモに反対する
ピンク色の服の集団によるデモが、ルンピニ公園であった時は 参加者は大学関係者が多かったようです。
が、これまで 民衆が自由に使っていた色が、別の意味になっていくのを 国民 自ら気づきはじめました。
色を 決めない人たちが多くなり、デモがあっても 今は 思い思いの色の服を 着て、デモに参加しています。
色について タイでは、こんな流れが あったんですネ。 これほど 色に拘る国と国民性は珍しいですヨ!
色とりどり、いろんな色が平等に扱われませんとネ ・・・
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