タイの母の日

明日は世界の多くの国で、母の日としてお祝いし敬意を表しますが、その発祥はアメリカです。

「毎朝１分。今朝の新聞・・」によりますと、1900年初頭、バージニア州に住む女性が
「亡き母を追悼したい」という想いから、教会で白いカーネーションを配ったことが、

アメリカ各地へと広まり、当時のアメリカ大統領が5月の第二日曜日を「母の日」に制定した
と言われています。アメリカや日本など、5月の第二日曜日に祝う国が多い中、イギリスの母の

日はイースター（復活祭）の数週前の日曜日と決められているそうです。イギリスでは、
17世紀、遠方に奉公に出ていた人達が奉公先の主人から里帰りを許され、母親に会うことのできる日が

「母の日」となったようです。その他、中近東では3月21日、韓国では5月8日、メキシコは
5月10日が「母の日」とされていますが、各国さまざまな様ですね。

ではタイはいつでしょうね？　そうです。タイはシリキット王妃陛下がご誕生になった
8月12日が母の日となります。（タイの父の日はプミポン国王陛下のお誕生日の12月5日）。

もちろん　この日は祝日となり、数日前から大きな建物のエントランスには王妃殿下の写真や
肖像画が飾られ、街全体でお誕生日を祝福します。タイの母の日には、白いジャスミンの花を

贈る習慣になっており、街中のあちこちでこのジャスミンの花（造花も）と、カードが
売られます。日本では「お母さん、いつもありがとう」とカードに書かれ、感謝の気持ちを

表現しますが、タイでは「ラック・メー（お母さん、大好き）」と書かれ、愛情を表現します。
これもタイでは、プミポン国王陛下、シリキット王妃陛下を愛することから来ているのでしょう。

タイの母の日、父の日は、非常に説得力のある、分かり易い日に設けられていますネ。


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