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ゴルフ場での喫煙で時代の大きな変化を感じます!

2022年07月16日 | 日本のゴルフあれこれ

 「近年 日本のゴルフ場や練習場でタバコを吸う人が少なくなった」という記事を目にしました。 

2000年代の前半ごろまでは、スタートの待ち時間にゴルファーがティーイングエリアの周辺で

 

タバコを吸うのは当たり前の光景でした。 プロゴルファーでさえ、試合中に吸いながら

プレーしており、それがテレビ中継でも堂々と映し出されていましたっけねぇ~ 

 

 <昔は欧米ツアーでも吸いながらプレーしていました>

当時、プロゴルフ協会幹部など含め 誰からも一目置かれたジャンボ尾崎が、喫煙者の

筆頭でしたから、プレー中にタバコを吸うプロは、結構 いましたネ。

 

私はゴルフ場での喫煙に関して非難はできません。以前から触れていましたが、私の前職は

米国のタバコメーカーであるフィリップモリス社でした。決してゴルフ場での喫煙を奨励して

いたわけではありませんが、同社は 男子プロトーナメントのスポンサーでもありました。

 

 <ラーク製品もフィリップモリスのブランド>

現在は「マイナビABCチャンピオンシップ(兵庫県)」として開催されていますが、1988~1993年は

「ラークカップゴルフ」、1994~2002年までは「PHILIP MORRIS CHAMPIONSHIP(フィリップモリス

 

チャンピオンシップ)という名称で14年間、そのスポンサーでした。私も若かりし頃、関東から

顧客らを引き連れて、プロアマ戦にも出場したこともあり、それはそれは楽しみでもありました。

 

当時としては賞金総額が国内で一番高く、ゴルフ界では評価されましたが、禁煙団体や

非喫煙者からは、非難もされました。しかし、人気も高くJTから国内のタバコシェアを、

 

かなりの勢いで奪っていった記憶があります。JTも焦りを感じたのか、1997年までは

日立製作所が協賛していた12月上旬に開催される日本ツアー最終戦である「ゴルフ日本

シリーズ」の特別協賛になって、現在の「ゴルフ日本シリーズJTカップ」に至っています。

 

当時、アマチュアゴルファーはゴルフをスポーツというより、レジャーと認識している人も

多く、景気も良かった頃でもあり、接待ゴルフは当たり前でした。タバコを吸いながらプレー

したり、お酒を飲みながらプレーしたりする人が多かった時代でもありましたネ。

 

当時一組4人でプレーしていたら、少なくとも2~3人は喫煙者で、タバコを吸いながら

ボールをティーアップし、火がついたままのタバコを芝生の上にポンと投げ捨て、ティー

ショットを打ち終えたらタバコを拾い上げ、再び口にくわえて、グリーンに向ったものです。 

 

2000年代前半頃から健康に最適なゴルフという意識もより一層高まり、18年7月には

健康増進法の一部が改正され、20年4月に受動喫煙防止対策が義務化されたことで、

 

ゴルフ場もタバコが気軽に吸える施設ではなくなりました。今では、プレー中にタバコに

火をつけようものなら、“タバコは喫煙所でお願いします” と注意をされてしまいます。

 

特に最近ゴルフを始めた人たちは、健康に対する意識が高いですから、そもそもタバコを

吸わない人が多いですけどネ。 ゴルフ場の喫煙でも、時代の移り変わりを感じます。   



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