タイのヤクルトとタンブンの関係？

　　
　ヤクルト レディ 約3,000人が、毎日 販売する数量 234万本、そんなヤクルト タイランド、業績も
良いらしいですヨ。　バンコク DATAMAX 株式会社が 面白い分析を しています。　（昨日からの続き）

タイでヤクルト レディの販売力の強さは、タイの文化と慣習が強い味方になっていると、言うんですネ。

タイには 「タンブン」 イコール 「徳を 積むこと」 という習慣があります。　お寺や僧侶にお布施を
したり 恵まれない人に援助を したりすることを 通じて、自分自身の善行を 積み重ねます。　この徳を

積むこと事によって、より良き来世を 迎えることに期待を します。　生きている間にタンブンを 怠ると
次に生まれ変わる時は不幸になってしまう。　獣や水牛などに生まれ変わるとも言われています。

　
　　　　 ＜タンブン ＝ 徳を 積んで、僧侶の説法も…＞

ですので、タイ人は よく 頻繁にタンブンを 行ないます。　少々の悪さを しても タンブンを することで
悪行は浄化されると考えている節さえあります。　夜のご商売の女性方が よく お寺に行きますが、この

タンブンと 結びつけてはいけません （笑）。　物乞いに よく 小銭を 与えているタイ人、わざわざ 子鳥が
入っている籠を 買って、子鳥を 逃がしてやる、これもタンブンになります・・・　それでは、子鳥を 捕まえて
籠に入れて 商売にしている者は、地獄へ行くのか、と突っ込みたくなりますが … （笑）。

　
＜鳥も 捕われたり、逃がされたり 大変です！＞

　さて、ヤクルト レディの販売ですが、毎日 暑い中 オフィスまで足を 運んでくれる感じの良いレディー。
タイの人達の感情としては 「せっかく来てくれたのだから 買ってあげよう」 「買ってあげることも
タンブンだ」 こういう心で気持ちよく、さも当たり前のようにヤクルトは買われていく、と分析しています。

尚、ヤクルト1本の本当の小売価格、正式には4.9バーツですが、おつりの1サタンは受け取らない、
これがまたタンブンとなるんだそうです。　たった5バーツで二度も 徳が積めるなら安いものです。　

なるほどなぁ～　と妙に納得してしまいます。　今度 一度 購入者に聞いてみましょうネ・・・

　
＜売れてヤクルト レディが不足気味とか、凄いねぇ～＞

　次の売れるシステムが出来上がっている所に、このタンブンが後押しを してくれます。

＊　健康　（ヤクルトを 飲んで健康に…　健康を望まない者はいない。　誰でも健康でいたい）
＊　 製販オリジナル　（製造、販売の両面で他社に真似のできない独自性を 持ち、高いシェア、高収益
　　　体質を 維持。　1アイテム、1プライスのシンプルさ）
＊　 安い　（毎日の支出であっても惜しくない金額。　1コインで済む）
＊　 手軽　（わざわざ買いに出なくてもよい）
＊　 飽きない味　（美味からず まずからずの絶妙な味バランス）
　タイのヤクルトは、売れるべくして　売れているようですヨ。　強いなぁ～　　　

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