やはり、2日目にコースレコードとなる “62” を叩き出したジェシカ・コルダ選手
(米国)が、トータル25アンダーで ツアー5勝目、3年ぶりの優勝を決めました。
ジュタヌガーン姉妹が2位(モリヤ選手21アンダー)と5位(アリヤ選手17アンダー)と、初めて
二人揃ってベスト5でフィニッシュしました。昨日は大勢のギャラリーが二人に応援していましたネ。
<タイの3人娘がやってくれました>
モリヤ選手に地元で初優勝してほしかったですが、最終日に64を出して7位タイに入ったポルナノン・
ファトラム選手も先輩の意地を見せてくれました。さすが長年 米国のシート権を保っている選手です。
日本勢はというと、成田美寿々プロがトータル2アンダーの44位タイ、上原彩子プロがトータル
3アンダー・42位タイ、堀琴音プロは2ラウンドを終わって棄権しています。レベルの差が出たかな。
しかし 舞台となったサイアムCC・オールドコースで、通算25アンダー、2日目には “62” という
スコアを出したジェシカ・コルダ選手は、凄かったです。 ここで よく こんなスコアが出ますよねぇ~
<ほぼ完全優勝のジェシカ・コルダ選手>
今年も日本のツアー会場よりも距離が長い6,576ヤードのパー72というサイアムCCオールドコース。
山間部を切り開いたコースで、風が吹き抜け、池とバンカーを多く点在させてはいますが、そこは
トッププロの集団です。この辺を攻略するカギを持っています。問題はグリーンとグリーン周りでしょう。
周知の通り、グリーンはポテトチップス形状で大きくうねっており、硬くて速いのでバーディー
チャンスにつけるには落としどころが限られます。観ていますと、グリーンを外すと、砲台の
うえ グリーン回りから芝の抵抗が強く、正確性がブレて ザックリに近いミスが出やすいですネ。
グリーンにオンしても激しいアンジュレーションが難敵です。また全てがそうではありませんが、グリーン
周囲のファーストカットから、外側はグリーンの芝と刈高が変わらないため、一度動き出したボールは、
グリーンをこぼれると、芝がカットされているので、フラットな場所にまで転がり落ちてしまいます。
観戦する側は、プロのこのグリーン周りのアプローチとパッティングが、実に興味深いサイアム
CCオールドコースです。 プロは真剣な眼差しでプレーしていますが、とても楽しかったです。
同コースは、1971年に日本人である和泉一介氏によるコース・デザインでオープンしました。
50年近い由緒あるゴルフ場ですが、自動車のサイアム・モーターズの創立者、ターウォン・
ポンプラパー氏によって造られたタイで最初のプライベート・ゴルフコースと言われています。
その後の2007年3月、リノベーションする際 米国のリー・シュミット氏の設計によって、精巧な
ゴルフコースに大きく生まれ変わりました。その年に「ホンダLPGAタイランド」が開催されています。
<プランテーション コースとウォーターサイド コース>
09年には姉妹コースとしてプランテーション コース、14年にウォーターサイド コースをオープン。
オーナーには4人の子がおり 一つずつ与えるため 近い将来 新コースができると聞きいています。
いずれ、今やサイアム カントリークラブは、タイを代表するゴルフ場になりましたネ。
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