“タイは2013年の人口10万人当たりの交通事故死者数が36.2人と世界で2番目に多い”
この数字はアジア2位のベトナムでも 24.5人ですからネ。 昨日からの続きです ・・・
日本は4.6人で、他の主要国では、英国2.9人、ドイツ4.3人、フランス5.1人、米国10.6人です。
ロシア18.9人、ブラジル23.4人でした。 タイは早急に、まずは20人台にしなければねぇ~
タイの交通事故による年間死亡者数が ここ数年、平均2万5千人~9千人をウロウロしていますが、
日本で昭和30年代(1955年~1964年)以降、交通事故死者数の水準が日清戦争での日本側の戦死者
(2年間で1万7,282人)を上回る勢いで増加したことから、この状況は一種の「戦争状態」だとして
「交通戦争」と名付けられました。タイの年間2万5千人以上の死者は、まさに「交通大戦争」です!
他国と比べて、タイは一つの交通事故での死亡者が 実に多いんですネ。それはバンコクの中心部から
少し離れると、ソンテウという小型トラックの荷台を改造して客用とした乗合がアチコチで走っており
人をたくさん乗せて、国道あたりでスピード出し過ぎの事故で死亡者を多く出してしまいます。
バンなどを利用した白タクも人を多く乗せ、同じようなケースで死亡者を よく出します。
これらのドライバーの二種免許による営業許可の徹底など図るだけで、随分と減るでしょうし、
ドライバーの運転技量や意識の向上を指導するだけでも良い方に変わるでしょうにねぇ~
バスの公共交通機関でさえ、運転手に対する苦情は毎年7千件(不注意な運転が
2千件以上)にも及ぶことを考えると、お客を運ぶドライバー教育は早急に必要です。
あと運転免許の交付を もっと 厳格化しないと … 余りにも簡単に免許が取れますからネ。そして
タイの死亡事故の多くは、バイクも含めてスピードの出し過ぎと飲酒が絡んでいます。いくらでも
事故を減らす施策や対策はあるはず。いかに政府が真剣に取り組むかにかかっています。
もう一つ、ケガ人や病人を運ぶ救急車の こんなニュースが流れていましたネ ・・・
タイ保健省によると、2014年にタイ国内で起きた救急車の事故は61回で、ケガ人が130人、
なんと死亡者を19人も出しています。事故の原因は、運転手の技量不足、車両の整備
不良などを挙げていました。こんな原因は真剣に取り組めば減りますからネ。
救急車と言えば今週、日本政府はタイ北部のチェンマイ市立病院に救急車1台とリハビリ機器
2台を無償供与することを決めています。援助額は244.5万バーツ(約830万円)だそうです。
それならば、このようなハード面だけでなく「技量不足や整備不良などソフト面も
セットにして支援したらいいのになぁ~」なんて思ってしまいます。
タイ政府は、真剣に交通事故死亡者数を減らす対策を早急に行なわないと ・・・
乗り合いソンテウの事故による死者が多いとは実感がありませんね。
1件の事故で多くの死者が出てるのは、田舎で、個人のピックアップトラックの荷台に多くのタイ人が乗車することが多いように感じています。
>運転免許の交付を もっと 厳格化しないと … 余りにも簡単に免許が取れますからネ。
確かに、運転免許取得の厳格化は必要ですが、そうすると、無免許運転が増えるだけで、事故の減少には繋がらないのがタイの実情ではないでしょうか?
運転マナーの向上と言っても、タイ人の性格から難しいような気がしています。
まずは、交通警官による取り締まりの強化、厳罰化、金持ち階層の交通事故への厳罰化・・・・が必要でしょう。
意識がなければ、いつになっても、世界2位ですな。
またタイ人の性格っていうけど、すべてにおいてレベルの向上が必要で、
こんなこと言っていたら、いつになってもタイは成長できない。時代は変わっているよ。
タイの見方も新しい感覚で見る必要は、確かにありますね。