アタヤ・ティティクル選手が、海外で天才少女と呼ばれ始めたのは、2017年に14歳4カ月と
19日で、タイで開催された「レディース ヨーロピアン タイ チャンピオンシップ」にて
優勝し、プロの大会で史上最年少の勝利選手となった時でしょう。 昨日からの続きです。
アタヤ選手は、タイ中西部のラチャブリー県で、洗車会社を営む父と美容師の母の間に、
2003年2月20日に生まれました。幼い頃は、病気しがちで、すぐに風邪を引くような
子供だったそうです。かかりつけの医師に、“テニスかゴルフなどスポーツをして体を
鍛えたほうが良い” と勧められ、走らなくて済むゴルフを選んだといます(苦笑)。
<コーチのクリス・アサワピモンポルン氏>
幼いころから運動神経は抜群だったらしく13歳の時からナショナルチームに入れました。
ナショナルチームでコーチのクリス・アサワピモンポルン氏と出会ったことが、飛躍の
きっかけとなったといいます。ストロンググリップだった当時、“トップで戦うためには
ウイークグリップに変えて様々な球筋を打てるように” など、基本から指導を受け、現在の
スイングの基礎が確立されたようです。 ここから快進撃がスタートします ・・・
13歳にして「タイ女子アマチュア」で準優勝し、14歳と3日には母国で開催された「ホンダ
LPGA」に推薦枠で出場して37位の成績を収めました。LPGAデビューはなんと14歳でした。
15歳になる一週間前には「アジア太平洋女子アマチュア」で優勝し、シンガポールで
開催された米国LPGAツアーの「HSBC女子選手権」に推薦出場し 8位タイとベストテン
入りです。ここでも、同大会でトップテン入りした史上最年少の選手となりました。
欧州やアジア、米国でも競技に参加し、当時フィリピンで腕を磨いていた笹生優花プロらとも
顔なじみになり、今でも仲の良いライバルです。タイではインターナショナルスクールになる
のかな? バイリンガルスクールに入学し、早々に 欧米の文化と英語の習得にも励みました。
<アジア太平洋女子アマで笹生優花プロも上位に入りました>
2019年16歳の時には「レディース ヨーロピアン タイ チャンピオンシップ」で再び優勝。
その後、同年の夏のメジャー戦「ANAインスピレーション」、「全英リコー女子オープン」で
ローアマチュアに輝くなど、プロのトップレベルでの試合でも頭角を現すようになります。
翌年の2020年1月にプロに転向。2月生まれですので、16歳でプロ転向となったわけですネ。
プロ転向後、オーストラリアの大会で4位に入りましたが、その後、コロナウイルス禍で
タイへ帰国。同年 タイのLPGAで5勝し、賞金ランキングのトップでシーズンを終えました。
17歳までだけを振り返ると、アリヤ・ジュタヌガーン選手を抜きん出てますネ。明日に続きます。
特に、世界一位で来年のHONDAに帰って来てくれれば、盛り上がるでしょうし、ティティクル選手の応援はますます大きくなるでしょうね。
Siam Oldでは、悔しさも残っているでしょうし、ティティクル選手とアリヤ選手の同組なんかも見てみたいですね。
同感ですね。来年のホンダLPGAタイランドが楽しみです。