タイのスリ・窃盗にご注意を！

今　タイも失業者が増え続け3月ぐらいまでには、4万人5万人になるとか、ならないとか懸念の一途です。
こうなると、どこの国でも治安、特にスリやら強盗の多発が心配されます。タイでも日本でも同様です。

ワタクシ、実はいつも気になっていたことが一つあります。それはバンコク市の至る所に設置されている
無防備なATMです。街中のATMは道路にポツンと設置されているケースが多く、お金を引き出した後に、
“引ったくり”に遭っても何ら不思議ではありません。いつかこんな事件が起きるだろうと思っていました。

こんなことを思っているワタクシは、ATMを使用する際にはコンビニやBTSの構内やら、人通りの多い所の
ATMを利用しています。それでも引き出す折には背後や廻りをチェックしてから引き出す用心深さです。

が、今まで意外とそんな窃盗・スリ事件は多くは無かったんですネ。やはりタイ、バンコクは治安が良かった
のでしょう。でも　日本からの中高年の観光客の方々、お気をつけ下さい！「治安が良かったのでしょう」と
過去形になりつつあります。はやり不景気から来る窃盗・スリが多くなっているようですヨ。

在タイ日本大使館によりますと「バンコクのど真ん中で両替・ATMの利用後に集団スリによって中高年が
被害に遭っている」と警告しています。場所は賑やかなスクンビットやトンロー地区で発生しているようで、
犯人グループが狙っているのは、家族連れなど複数人数や青壮年者では無く、一人歩きの中高年を
ターゲットにしているようです。引き出すのを遠くから見守っている、と言いますからゾッとします。

こんな事件が在ったそうです。ATMで現金を下ろしそのままポケットに入れて歩いていた所、前に居た男が
突然、小物を落としそれを拾う素振りを見せた直後、男は被害者の足を掴み身動きとれなくして、その隙に
仲間が被害者のポケットから現金をスリ取っていたとの事です。

もう一つのケースは、歩行中に突然複数の男女に取り囲まれ、その内の一人に膝を衝かれて転倒。
その後別の男が助けるふりをして、被害者のポケットから財布・パスポートなどスリ取られたそうです。
私の友人は、この手の方法でパスートの入ったポーチを取られています。実際　身近にこんな被害者が
居るんです！

毎年　日本大使館が発表している日本人援護案件数では「スリ・置き引き・ひったくり等」が、昨年9月
までに153件となっており、発生ペースは今ままと変わり無いようですが、この不景気と失業者の激増で
この手の事件が増える可能性は大ですからご留意下さいませ。
特にATMで現金を下ろした後は十二分にご注意あれ！



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