日本でもタイでもオミクロン株が徐々に広がりつつあり、警戒心が高まっています。
感染力は強くても、重症化するケースは少ないというのが救いですが、気になります。
日本では昨日、オミクロン株の感染者8人が確認され、国内での感染者は計12人に。いずれも
入国時や入国後の待機施設での検査で陽性となり、国立感染症研究所のゲノム解析で同株と確認。
ゲノム解析は生物のゲノム(遺伝子と染色体)のもつ遺伝情報を総合的に解析することとか。
<遺伝情報を読み取りゲノム解析へ>
タイ国でも、どうやら4人目のオミクロン感染者が確認されたようです。一昨日、公衆
衛生省は、国連に勤務しコンゴ民主共和国から帰国したばかりのタイ人男性(41歳)に
新たなオミクロン症例を発見。男性はアストラゼネカワクチンを2回接種して帰国しました。
日タイとも現在まで、全てのオミクロン株は海外から来たもので、国内感染ではありません。
オミクロン株が世界各国で広がっている中、先月より外国人旅行者の受け入れを本格的に
再開したタイ。乾季の旅行シーズンということもあり、今月に入ってから旅行者が徐々に
増加しています。水際対策から漏れて市中感染に繋がらなければ、と懸念されています。
タイ政府の発表では、12月1日~7日までの一週間で計47,044人が空路で入国し、一日
あたりにすると約6,700人。11月は一日 平均約4,400人でしたので1.5倍になっています。
隔離(Test & Go)なしで入国している外国人が、12月は一日1万人を超えるでしょう。
その47,044人のうち出発国別のトップテンは、ドイツ・米国・英国・オランダ・フランス・
ロシア・アラブ首長国連邦・スウェーデン・デンマーク・韓国です。日本は11月では確か、
6番目でした。これは出発国であって、必ずしも国籍を表すものではありませんけどネ。
12月1日と2日の入国者では日本は4番目でしたが、3日以降に日本からタイ国への
旅行者が急激に減少したようです。これは水際対策の強化で、そうなったんでしょう。
オミクロン株の出現で11月末は、それまで認められていたワクチン接種済みの入国者の
待期する期間短縮は停止され、14日間の自宅待機へと強化されました。さらに日本政府は
12月1日に、12月の日本行きチケットの新規予約の停止を要請しましたからねぇ~
2日には要請は撤回されましたが、日本人も入国を諦めたりキャンセルした人が多く出た
と思われます。よって、日本人が一番、オミクロン株による影響をもろに受けた感じです。
タイ国では旅行のベストシーズンとなる12月~2月が最も旅行者の多い時期。今後、水際
措置の強化が無ければ、12月中の外国人旅行者は30万人になるでしょう。少し心配です。
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