タイの平均寿命を伸ばすには

26日に厚生労働省が、2006年の日本人の平均寿命は男性が79.00歳、女性が85.81歳と発表しましたね。

ワタクシらよりも年配の方々は、昔から体に良い物を少量しか食べず、今や社会の風潮、
ビジネスの流れなどに乗って「頭のトレーニングだ！人生なんでも挑戦だ！」などと
脳に刺激を与えられながら、また癌、心臓病、脳血管疾患の３大疾患での治療成績も向上して
いるようで、これから当分の間、まだまだ寿命は伸びるのでしょうね。

タイ国家統計局の調査では、タイ人の現在の平均寿命は男性が69.9歳・女性が76.6歳と
なっています。が、世界保健機関(WHO)では男性67歳、女性73歳と何歳かの違いが出ています。
いずれ日本と男女共10歳前後の開きがあります。

平均寿命を伸ばすには、赤ちゃん、幼児の死亡を減らしたり、老人に配慮した医療制度、
保険制度などの高度化が必要でしょうが、一般国民も日常生活で工夫が必要でしょう。

フランスでは、「沖縄の人口は世界の0.002％なのに、世界の110歳以上の人口の15％は沖縄に居住する」
と言うことに着目して、沖縄の長寿・健康の秘訣や沖縄料理など「長生きと健康」をテーマに沖縄ブームが
起こっているそうです。また、沖縄の「長寿の秘訣」として以下の点を注目しているそうです。

　１）フランス人より摂取カロリーが低い。
　２）大豆や大豆関連製品の消費が世界一。
　３）乳製品はほとんど食べない。
　４）パンやシリアル製品は食べず、米を食べる。
　５）高齢者や先祖を敬う社会である。（これって、長寿に関係ある？）

さらに、朝食を軽めにするフランス人に対して、沖縄では朝食をしっかりとることに触れており、特に、
昆布を多く食べる点に着目し、朝食に「昆布入り」のクレープやサラダを食べることを奨励しているようです。

あとは個人的に思いますに、適度な運動が入るでしょうか。
ウォーキングの目安は、「一日一万歩」と言われます。実は一日に必要とするカロリーは平均2,000kcal、
摂取しているカロリーが平均2,300kcalと300kcal多いそうです。この余った300kcalをウォーキングで
消費するために必要な歩数が「一日一万歩」だそうです。

「大豆」「米」「昆布」に「しっかり摂る朝食」。そして「一日一万歩」、と健康の
ヒントは、このあたりにあるのではないでしょうか？　是非タイ人にも教えてあげようと思っています。
そう言えばタイ国民の「高齢者や先祖を敬う社会である」と言うのは天下一品ですからネ。


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