タイでゴルフ友達になりましょ。

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タイの大洪水で 日本企業が もたらしたモノ?

2012年04月17日 | タイで活躍する日本人! (会社)
  
 昨年の記録的な大洪水で、アユタヤ県ロジャナ工業団地内の生産施設が、壊滅的な打撃を受け、昨年
10月初めから工場閉鎖を 余儀なくされていたホンダが、3月26日から同工場を 再操業してから20日間が
過ぎようとしています。 大洪水の最初から 一番 最後まで 甚大な被害を 被ったホンダでしたねぇ~

3月31日に、そのアユタヤ工場での 生産を 再開するセレモニーには、インラック首相も 出席して
いたくらい タイ政府に とって、重要なホンダの工場再操業開始で、大きなニュースにも なりました。

 
<こんな状態になってしまったホンダ車が、よく 再開できた…> 

ちょうど 洪水を 前後して ホンダが、103億7千バーツを 投じて インドネシアに 工場を 建設する
計画が 明らかになり 「わっ! ホンダが タイから移転か!」 と いう憶測も 広がりました、っけネ。

その工場閉鎖の約6カ月間、一人のスタッフ解雇もなく、2月には 藍ちゃんも参戦する 「米国ホンダ LPGA
ツアー」 を 迎え入れ、真に タイ・ホンダの底力を 遺憾なく発揮した感が ありましたねぇ~ 凄かった!

 
    <タイのホンダ LPGA は 藍ちゃんの代名詞に…>

 そう云えば、週刊朝日に こんな 洪水でのエピソードも 掲載されていましたヨ。

そのエピソードとは、バンコクから北へ 高速道路を 30分ほど走った所に ある、世界的なベアリング
メーカー 「ミネベア」 (本社・長野県) の主力工場で、起きた素晴らしい話しでした。

洪水が到達することが時間の問題と なった時、日本人責任者は 工場全体を 仮設堤防で囲むことを 決断
しましたが、人が 足りない状況で 軽作業に 従事している女性社員にまで 土木作業を させていいものか

 
    <タイのミネベア工場で…>

悩んでいました。 が、一人 また 一人と 自ら作業を 志望する者が現れ、やがて現地採用の
全従業員が 手に 手に スコップを 持ち、 「工場防衛戦」 に 参加し始めたのでした ・・・ 

日本人責任者はその時のことを 思い出して、こう語っています。 

「タイ人の それも若い女性従業員が 率先して、あの作業に 当たってくれるとは 思いませんでした。
その時 全従業員と 家族のように 接してきたことは、間違いじゃなかったって思ったんです。 すべての
社員が 『ここは自分たちの会社だ』 と 思ってくれていたことを 知って、ほんとに 涙が出ました」 と …

  
   <タイでは たいへんな超優良会社です、ミネビアは…>

確かに この話は、タイで 「ミネベアの奇跡」 と 語られていましたネ。 

このエピソードを ニュース解説などでお馴染みの辛坊治郎氏が、週刊朝日で 「工場を 救ったのは、日本
企業が 過去20年の間に 捨ててきた 『家族経営』 そのものであり、今こそ 日本企業の経営観を 見直す
べきだ」 と 指摘しているのですネ。 辛坊治郎氏は 続けます ・・・

  
<辛坊治郎氏が週刊朝日で…>

「1990年代初頭、日本では 欧米に 倣って 「成果主義」 が 導入されたが、私は 個人的に、中途半端な
成果主義は、『和を もって 貴し と なす』 を 旨として生きてきた日本人に 合わないと思う。 日本企業は
もう一度 『日本型経営』 の美点を 見直す時ではないのか」 と ・・・ なるほど 確かにねぇ~ 
 タイ洪水、日本で意外な観点で 日本企業の素晴らしかった経営観が 論じられています。 


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