今年最後となる男子ゴルフの世界ランキングが発表され、金谷拓実プロ(23)が50位以内に
入り、来年の「マスターズ」の出場権を獲得。これで「アジア太平洋アマチュア選手権」で
優勝した中島啓太クン(21)が、既に出場権を得ているので、松山プロと三人が出場します。
金谷拓実プロは19年以来二度目の出場となりますが、先大会では東北福祉大の学生アマ
チュアとして参加、予選を突破し58位で終了しました。 今季はプロとして優勝もし、
来季はどこまでやれるのか? そして中島啓太クンがローアマチュアを狙えるのか?
更には松山英樹プロは大会二連覇なるのか? 日本勢三人の活躍が、今から楽しみです。
<金谷拓実プロと中島啓太プロ>
こうして23歳と21歳という日本の若武者二人が「マスターズ」に出場できる、というのは
初めてのことでしょう。少し前は石川遼・松山英樹コンビの同時出場を期待していましたが、
それに代わって金谷拓実・中島啓太コンビが出場します。 若い世代の挑戦も楽しみです。
近年、男子ゴルフも女子のように選手が低年齢化してきました。女子の台頭は 何といっても
2003年に宮里藍さんがアマチュアで「ミヤギテレビ杯ダンロップ」に優勝したのがきっかけ
でした。 そして、次々に若い選手が出てきて、女子ゴルフの人気が高くなって行きました。
男子も遅ればせながら、若い世代の活躍が目立って来ましたヨ。今季の賞金ランキングを
見ても25歳以下の選手が多くなって来て、ツアーの世代交代が進んでいることを感じます。
来季のシード権獲得条件の賞金ランキング65位までの二十代前半の選手を見てみると ・・・
2位 金谷拓実(23)・5位 星野陸也(25)・17位 石坂友宏(22)・19位 片岡尚之(23)・
23位 大岩龍一(23)・30位 古川雄大(24)・37位 小斉平優和(23)、50位 久常涼(19)・
53位 清水大成(22)の9人と、フレッシュな若者がたくさん出てきています。
<19歳の久常涼プロ>
25歳以上の選手を数えたら、初シードを獲得した選手は16人おり、これはツアー制
施行後の1973年(27人)、85年(18人)に次ぐ三番目の多さだったといいます。
これだけ若い選手が台頭してきたのは、シードを持っていた外国人選手がコロナの影響で
試合に出ていないという事情もあるかも知れません。ですが、女子ツアーでいう「黄金世代」
「プラチナ世代」にあたる19歳~23歳くらいの男子プロが台頭してきた事は喜ばしいことです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます