最近 「タイの水道水は飲めるの? 安全なの?」 という質問を よく されます。
以前からタイでは、蛇口から出る水道水は 飲まない方が良いと 言われてもきました。
確かに 昔の水道水は、塩素殺菌がされておらず、大腸菌やその他のウィルスが
残ってしまうので、蛇口から出る水を 直接飲んではいけませんでした。
<ソンクラーンで水を かけるくらいならね …>
でも近年、タイの水道事情も かなり改善され、水道水や飲食店の氷などで体調を 壊す人は少なくなり
昔に較べると、タイの水道水も 随分と綺麗になったようです。 特にバンコク市内の水道水は、WHO
(世界保健機構) が、水質100ppm以下のものを、飲料水と定めている基準に 浄水場の段階では、
クリアしており (タイはppm値が平均90)、本当は タイの水道水って、飲めんるんですネ!
ただ 水源・浄水場・配水管などもチェックされてはいるんですが、蛇口から出てくる水道水を 汲み
取ってみると、小さな埃が溜まっていたり、時には強い塩素臭がすることもあります。 停電などで
送水管や配水管のポンプが止まったりすると、配水管など衛生状況が悪くなり、当然 水質は悪化します。
蛇口に届く頃には 安全な水では無くなっていると 言われます。 まぁ~ 東京や大都市の
古いマンションの貯水タンク等でも 同じことが言えるんでしょうがネ ・・・
ところで、バンコクの浄水場は、日本の技術提携で成り立っているんですヨ。 ご存知でした?
バンコクの水道事業は、1967年 (48年前) に首都圏水道公社 (MWA) の創業で始まりましたが、日本
政府によるバンコクの上水道整備事業協力は、1979年以降 36年間に及んでいます。 技術協力による
水道技術移転や人材の育成、円借款による浄水場施設の整備など、多岐にわたる支援を 国際協力
機構 (JICA)を 通じて行なってきたとか。 これを 聞くとタイの水道は大丈夫と思えてきますよネ。
タイの水道水って、思った以上に 安全なんだと より 安心してしまいます (笑)。
<浄水器を 付けるのも一つかな…>
現在 バンコクの MWA では、老朽化した配管などの交換を 進めているようですが、配水管は 道路に
沿って 地中に配置されている為、交通渋滞が交換工事の妨げになり、タイムリーに交換することに
随分と 苦労しているようです。 老朽化はいけませんねぇ~ 早くやって貰わないと ・・・
飲み水は 購入すべきですが、タイの水道水、皆さんが思っている以上に 綺麗だ ということは
知っておいて下さいナ。 歯を 磨くことぐらい、全然 問題ありませんでしょう。
ですが、タイに慣れていない方など、屋台で出される氷は 止めておいた方が無難でしょうネ。
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