今年のお正月も日本へ帰る予定でしたが、12月6日に喘息の発作でバンコク病院に
入院する破目になり、寒い正月は避けて、暖かくなってから帰ることにしました。
今まで大病を したこともないのに、日本で9月には下肢静脈瘤で両脚の手術、そして今回の喘息
発作と、昨年は日タイの病院でお世話になってしまいました。 厄除けに行っていませんが、今年は
良いことがあるのではないかと期待を しています。 皆さんも健康には十分に気を つけて下さいナ。
そんなこんなで、今年は久しぶりにタイでお正月を 過ごしています。 昔のタイの西暦正月は
元旦しか休まなかったんですが、今は違いますネ。 12月の30日から2日くらいまで休みます。
今年は3日・4日が土曜・日曜ですから5連休以上の会社も多いと聞いています。
万国共通である西暦の正月ですが、タイは国民の 95%以上が仏教徒でクリスマス同様、関係ない
はずですが、楽しいことが大好きなタイ人は 「メリークリスマス & ハッピーニューイヤー」 と
大きなイベントにしてしまい盛り上がります。 気温 30℃以上あるタイでは、ちょっと 違和感が …
タイは世界の国の中でも、珍しく三つの正月を 祝う数少ない国です。
西暦の1 月1 日の 「正月」、1月下旬から2 月中旬に祝う 「中国の旧正月」、4 月 13 日から
15日までのタイの正月 「ソンクラーン」 の三つの正月を それぞれお祝いします。
旧正月である春節は、太陰暦に基づく祝日なので、太陽暦での日付は毎年違ってきます。 今年は
2月19日で、中国では1週間くらい休みとなりますが、タイでは中国系の人以外は休みません。
ですが、タイには他の東南アジア諸国と同じように多くの華僑がおり、タイの政治経済の実質的
権限を 握っているのは中国系タイ人ですから、ヤワラートのような中国人街へ行くと、そこは
まるで本国の街のようで、それらの人々にとって、この日は 特別な日になります。
はやり、タイ人にとっての本当の正月は 「ソンクラーン」 ですネ。 ソンクラーンは、タイ語の
元の言語であるサンスクリット語で新年を 意味しています。 タイの旧正月ですが、現在は、
政府によって、4月13日から15日まで仏暦・西暦を 問わず固定され、祝日になっています。
もともとは、純粋に新年のお祝いであり、家族が一堂に集って共同で仏像のお清めを 行なったり、
年輩の家族のお清めを 行なうソンクラーンでしたが、今では 単なる水の掛け合いになってしまい、
新年と言うよりも祭りという色彩が強いですネ。 このため世界から水掛け祭りと呼ばれています。
4月は、一年間で最も暑い時期です。 温度が 40 度を 超す日が続き、ソンクラーンは雨の降らない
猛暑日の雨乞いの意味もあるので、水の掛け合いは理にかなってはいますけどネ。
一年に三つのお正月を 経験できるなんて、ワタシ達は幸運かも知れません。
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