騒ぐことはありませんが、サル痘が日本とタイ国で ほぼ同時期に初めて検出されました。
コロナウイルスも そうですが、伝染病に限ると、日タイで同時に重なることが多いですネ。
時を同じくして世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長が サル痘の感染拡大を、”国際的に
懸念される公衆衛生上の緊急事態に相当する” と認定したからでしょう。なおさらメディアが
日本でもタイ国でも共に、大きく報道されています。WHOによれば、これまでに75カ国と
地域で確認され、感染者は1万6,000人以上に広がり、5人が死亡しているといいます。
日本では、BA.5のコロナ感染者が増えていますので、マスク着用と至る所でのアルコール消毒、
石鹸での手洗いなどが徹底されていますので、感染するリスクは、かなり低いでしょうけどネ。
タイ国では、プーケットに滞在中にサル痘が検出されたナイジェリア人男性が、カンボジアに
密入国しながら逃亡していましたが、すでに首都のプノンペンで逮捕されています。
<人騒がせなナイジェリア人です>
その騒動を受けてバンコク都のチャチャート知事は一昨日、首都圏でのサル痘対策を公表。
その一環として ナイジェリア人が多く集まるスクンビットにあるナナ地域を危険区域とし、
人との接触に注意するよう、また監視など行なうよう、必要に応じて積極的な活動を取る
ことを指示しています。またタイ国ホテル協会でも、全会員に対し、宿泊客にサル痘の
症状がないか留意し、疑いのある場合は当局に報告するよう呼びかけています。
<チャチャート知事>
タイ国では、重大な伝染病とするには「重篤な症状が出て、容易に かつ 迅速に感染拡大する」
という定義があります。 政府としても、サル痘は全国的な疾病の監視措置を強化することで、
封じ込めると判断し、サル痘を特に重大な伝染病と宣言しないことを決定しています。
それにしても チャチャート知事の行動力や指示は、とても速いですネ。タイ政府の言動を
気にせず、なかなかの行動力です。今までに無いタイプと言われていますが、その通りです。
それよりもバンコク都では、オミクロン株の派生型「BA.5」の新たな拡大感染となり
そうな「第六波」の方が心配でしょう。流行する兆しを見せており、バンコク都の一日
当たりの感染者数は8月下旬にも1万人に達する恐れがあると、知事は警戒しています。
昨日 確認された新型コロナウイルス陽性者は全国で1,828人(死亡者35人)と、多くは
ありませんが、バンコク都はその感染者数の半分近くを占めており、「BA.5」の割合が8割に
達しているという報告もあります。子どもの間で感染が広がるのが心配です。明日に続きます。
コロナは風邪同様ですから、誰でも感染する可能性がありますが・・・
サル痘の感染者の98%が男性であり、特殊な性癖の持ち主しか、基本的には感染しない。
エイズみたいな感染症です。
エイズと違うのは、サル痘の場合、潜伏期間が10日前後と短いことです。
https://www.youtube.com/watch?v=tnMs-UsHkQo