選ばれし40人が挑戦を競った国内女子ツアーの最終戦「JLPGA ツアーチャンピオンシップ
リコーカップ」の最終日、三ヶ島かなプロが単独トップで出て4バーディ・2ボギーの
70をマーク、トータル 11アンダーで逃げ切り、歓喜のツアー初優勝を飾って終わりました。
メジャーの舞台でのツアー初優勝は、1996年の井上陽子さん以来、二人目だそうですヨ。
今まで4回ほどかな、優勝できず2位に甘んじて悔しい思いを重ねてきました。それの
最たる闘いが、二年前の「富士通レディス」だったと。古江彩香プロにアマチュア優勝を許し、
プロの壁と成れなかった事が 一番悔しい2位だったとか。それが、今回二人1組で回った
相手が 因縁の古江プロ。リベンジを決められて、最高に嬉しかったに違いないでしょう。
何度も頂点を目前に涙を飲んできただけに、昨日の勝利の美酒の味は格別になりましたネ。
その古江彩香プロ、稲見萌寧プロと賞金女王争いのデットヒートを繰り広げていましたが、
通算6アンダーの3位に終わり、目標とした賞金女王には、約845万円届きませんでした。
“悔しさはあっても、悔いはない” と、最後の戦いをサバサバとした表情で語っていました。
でも実際は、東京五輪代表争いに続き、稲見プロに敗れる形となり、悔いもあるでしょうネ。
それでも、ツアーに本格参戦して6勝もし、シーズンを通じて総合的な活躍を評価する
「メルセデス・ランキング」では最終戦で稲見プロを逆転し、1位となって三年シードを
獲得しました。「賞金女王」は優勝回数が決め手となりますが「メルセデス・ランキング」は
真の実力が問われます。二つのタイトルの一つを獲れた事が、悔いはないとう言葉になったのかな。
賞金女王争いで、その古江プロに競り勝った稲見萌寧プロ。最終日を通算イーブンパーの
9位タイで、何とか逃げ切りました。今季の賞金獲得額は約2億5,500万円超です。上田桃子
プロの21歳156日に次ぐ、22歳122日での年少二位となる、勿論 初の賞金女王に輝きました。
「このコロナ禍で苦しんでいる人たちが大勢いるのに、二十歳そこそこの女の子たちが、一億円だ
二億円だと、簡単に手に入れて良いのか」なんてゴルフをやらない友人が、嘆いていましたけどネ。
一理ありますが、稲見萌寧プロは東京五輪銀メダルにシーズン9勝、そして賞金女王と、
記録ずくめのシーズンとなりましたから。 ゴルフファンとしては許してあげますよネ。
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