ロングステイの目的は？

団塊の世代の定年者を大量に迎える2007年がやって来ました。
メディアでもあらゆる角度から、この2007年問題を取り上げています。

但し　ワタクシ思います。

旅行社やテレビ局がロングステイの候補として、タイやマレーシアを物価の安さだけに注目して、
アジア諸国を紹介するのは如何なものか？ ・・と。個人的な意見ですが、物価が安いから年金だけで生活が出来る
という発想には注意が必要です。物価だけに魅力を感じて来ると、まずは失敗して帰国することになってしまいます。

タイで何をしたいのか、スポーツ、趣味探し、語学勉強、外国人の友達作り、等々
目的が明確でないと、その国に溶け込めませんし、海外生活を楽しむことは出来ません。

まして 日本の生活しか経験の無い人、会社一筋で来た人、趣味の無い人・・・等々が
ロングステイとして外国を選択するのは簡単なことではありません。

いつも感じるのですが、表面的な良い所しか紹介しない番組、旅行社は責任重大です。

失敗して帰国する人も多く、むしろ注意点や楽しく生活できるノウハウを紹介してほしく思います。

タイの人の一部は、月給6000～8000バーツで働いて、どうやってやり繰りしているのだろう
と不思議になるくらいに、彼らは、その給料で、子供を養い、人によってはお酒やタバコをやり、
そして田舎へ仕送りしながら頑張っているのも現実です。（もちろん もっと高収入の人もいますが）

こいう人達のところへ、物価が安いからというだけで日本を脱出されてはタイ人も堪りませんし、いい迷惑でしょう。

日本で働いて年金を納め、日本で年金を貰うようになったのですから、日本国内で物価の安い
暮らし易い場所を探してほしい・・とタイ人が言っているような気がします。
この点は、日本の政府も考える必要がありますよね。

やはり タイへは多少の贅沢を楽しみながら、余裕を持って来て欲しく思います。
タイ人の微笑にはワタクシ達も倍の微笑を返せるくらいのゆとりが無ければいけません。

折角　タイへ来て節約しながら、生活が四苦八苦しているようでは、タイ政府も
日本人に長期滞在ビザを出さなくなりますよね。

面白いことに、物価の安さだけで来る人ほど、タイとタイ人の悪いところばかりを指摘していますよ。

私達も気をつけましょう！


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