2015年10月に外務省が行なった調査によると、海外に住む日本人は131万人を超えるそうで、
ちなみに上位5カ国は、米国、中国、豪州、英国、タイの順位とのこと。 昨日からの続きです。
米国 419,610人 、中国 131,161人、豪州 89,133人、英国 67,997人、タイ 67,424人 の在留邦人数。
ですが、これは在留日本大使館に登録している人数ですので、すべて数えるとタイは豪州より上に
来るかも知れませんネ。 「タイに居る日本人は8万人とも10万人とも居る」 と、よく聞く話です。
2000年あたりでしょうか、タイでのロングスティヤーが増えだしたのは ・・・
当時、タイでロングステイを始める理由やメリットを謳いながら体験ツアーも盛んでしたねぇ~
* 仏教国であることもあって、タイの人は穏やかで、かつ 親日的である。
* 気候が温暖で1年中 暮らしやすい。
* 物価が安いので、滞在費用がリーズナブルである。
* 医療水準が高く、日本語の通じる病院も多くある。
* 文化や、さまざまな豊富なアクティビティを体験できる。
特にゴルフ環境は素晴らしく、ゴルフ天国といえる。
* 日本から近く、アクセスしやすい。
* 世界の料理はもちろん、タイ料理も美味しい。
それが15年、16年経って 多少の諸事情が変わってきましたねぇ~
<タイの北部 チェンマイ市内>
タイのチェンマイには夫婦連れのロングスティヤーが多く、チェンマイ日本人会事務局もあり、ここで
事務局長を担い、東京海上チェンマイ支店・顧問の西田純敏さんからこんなお話を聞きました。
(西田さんにはバンコク週報の連載 「私流・ゴルフとビジネス」 231回目、来週10日に登場願います)
チェンマイでは2000年頃から住むようになった人たちが、75歳前後という高齢化を迎え、逆に日本に
帰国する人が増えているようです。 以前と違い病院にかかる機会が多くなった、高齢者が入る病院や
施設がない、病気に関する専門用語の日本語が通じる病院の医療費が高い ・・・ ・・・ 等々の理由で、
帰国する人が多くなっているそうです。 バンコクに住むロングスティヤーも同じかも知れませんネ。
「老後をのんびりとタイでロングステイ」 なんて言うのは、健康であることが条件付きです。
今は 「元気なうちにタイでロングステイ」 と替えざるを得ませんネ。 タイでも急激な
高齢化を迎え、外国人のお世話などしている場合では無くなってきています。
そう言えば、介護付き有料老人ホームなどを運営するリエイ (千葉県浦安市) は、バンコクで今年初め、
現地の富裕層向けに、日本における有料老人ホームに相当する施設 「Riei Nursing Home Ladprao」
(20室、半個室) を開設しました。 月額利用料は月6万バーツ (約18万円) からだそうです。
施設専任の介護職員が24時間常駐し 食事介助や清掃などを行なってくれます。 訪問介護事業所も
併設し、地域の在宅介護ニーズにも対応するとしています。 日本と比較してどうなんでしょうネ。
タイ人も高齢化に伴い、このような施設がタイ人用に建ち始めています。 この話は、また次の機会に ・・・
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