昨日、在タイ日本大使館が在留邦人に「大気汚染について注意するよう」メールが流れています。
大気汚染で注意喚起を流すなんて、あまり聞いたことがありませんが、どうやら過去最悪のレベルに
なっているよう。 ついに 31日・1日とバンコク都内の学校を休校(日本人学校も)としました。
幼児や高齢者、呼吸器系や循環器系の疾患のある人に、より注意喚起しています。各地で測定される
AQI(Air Quality Index =大気質指標)を検証しながら外出・行動には慎重に、と訴求していました。
バンコクはここから検証できますが、 来タイする人たちもマスクを持参した方が良いでしょうネ。
AQIを利用した健康への影響として、米国の環境保護庁が発表している行動指針も記していました。
1)心臓病、呼吸器に持病のある人は、AQIが100を超えたら要注意。
2)小児は、AQIが101から150までは野外活動を減らし、150を超えたら長時間や重度の
野外活動は避けるほうが望ましい。(ジョギングなどの息が上がる行動はNG)
3)通常の人は、AQIが151から200までは野外活動を減らし、200を超えたら長時間や重度の
野外作業を避けるほうが望ましい。
政府も、高層ビルの屋上から水を噴霧したり、バンコク都はドローンを飛ばして空中に水を散布するなど
いろいろと対策を行なっています。が、焼け石に水。浄化する効果は限定的で一向に解決されません。
タイの人たちはおおらかで楽観的と言われていますが、さすがにイライラが募り政府批判も
出ています。交通渋滞問題、バスの排ガス規制、建築工事の規制など、今まで取り組んで
こなかったツケが、一気にタイを包んでいると、ちぐはぐな対応に非難の声が上がっています。
でも何年も前から このような状況が続いていました。タイの人たちも こうなる前に、基準が
甘すぎることなど、指摘したり、訴えるべきでした。良い機会だから、訴え続けてほしいな。
そう言えば、タイの空港を運営するAOT(タイ空港公社)は、明日3日より国内の六つの空港
(チェンマイ、チェンライ、ドンムアン、スワンナプーム、プーケット、ハジャイ)で全面禁煙に
することを発表しました。これは新しい喫煙ルールのスタートで「公共の施設の入り口から半径
5メートル以内が禁煙となる」という規則に則したものです。愛煙家に益々 厳しくなるタイです。
いつも話しますが、タイは喫煙問題については厳しく、世界保健機関からお褒めの言葉を頂戴
するほど世界有数の国です。禁煙対策と同様に大気汚染問題も厳しく対処してほしいですよネ。
大気汚染が長期化すれば、外国人観光客も減少し、タイのGDPの約20%を占めている観光業に、
ひいてはタイ経済に影響が及ぶことが考えられます。もう真剣に取り組まないといけません。
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