日本円 約2億円の強奪事件、呆気ない幕切れで犯人は逮捕されました。
昨日の麻薬関連の話に続き、物騒な話が続いて申し訳ないですネ。
日本人が絡んでいたと思っていましたが、タイ人が日本で取引した日本円でした。
事件の顛末はこうです。
<これが2億円です>
10月2日夜、35歳のタイ人宝石商が日本で商売した売上金、現金1億9,796万円をタイへ
持ってきました。すべて1万円札だったそうなので、万札1万9,796枚。2万ドル(約225万円)
以上相当の外貨持ちこみには申告が必要ですが、スワンナプーム国際空港できちんと
税関で申告手続きをしています。 ですから決して 怪しいお金ではないんでしょう。
その後、同空港で宝石商の同僚と合流し3人で宝石商の住むマンションの駐車場に着いた所で、待ち受けて
いた5人の武装集団に取り囲まれ、拳銃で脅されて現金の入っていたカバンを強奪されてしまいました。
<事件現場の駐車場>
犯人は3人を縛った後、宝石商の車で逃走。3人は自力で縄を解いた後に警察に通報し、事件が明るみに。
被害を受けた3人のうち1人は、縄で縛られる際に頭を殴られ、20針を縫う大けがをしたとのことです。
日本での事件の検挙率は95%以上ですが、タイは改善されてはいますが 60%台(10年前は
50%弱)でしょう。小さい窃盗事件は解決していますが、このような大きな窃盗事件は用意
周到に計画されますから ちょっとやそっとでは解決されないケースが多いんです。そうは言うも
警察は、現金の持込みについて詳しい事情を知っている内部の者の犯行、と見て捜査を開始。
<スピード逮捕となりました>
意外にもタイ警察は5日までに、容疑者の男6人を逮捕しています。奪われた現金はすべてを
押収しました。その6人は日本円を持ち帰った同僚ら宝石会社の現・元社員だったといいます。
まだ捕まっていない1人は宝石商の義弟(元従業員)だというから、面が割れています。
これでは捕まります。奪った車も都内の目立つ場所に置くなど、何ともお粗末な事件でした。
<放置されていた車>
奪われた日本円は無事 戻りましたが、警察は多額の現金を警備員もつけずに持ち運ぶなど不審な点が
あるとして、日本円の出所についても捜査する方針だとか。宝石会社経営者は「日本での宝飾品の売り
上げで、タイに持ち込む際に税関に申告した」と主張していますが、とんだトバッチリを受けています。
日タイとも経済が芳しく不景気と言われていますが、やはりいつの時代でもある所には、あるんですネ。
この事件をきっかけに、政府に登録している両替商に対し、注意を促す連絡もするそうですヨ。
こんな多額ではないでしょうが、皆さんも両替する際はご注意くださいませ。
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