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来季の国内女子ツアーのシード権選手は ・・・

2019年12月05日 | 日本のゴルフツアー あれこれ
 
 現在、女子プロゴルファーが最も緊張するファイナル QT が行なわれていますネ。

今年から出場がLPGAの正会員に限られた選手だけの4日間の日程で、ファイナル QT
(クォリファイングトーナメント)で35位前後の選手が、来季ツアー前半戦の出場権を
獲得できます。 ファイナル QT(96名)に来るまでに、167名の選手が脱落しています。

 

ツアーで実績のある服部真夕、O・サタヤ、金田久美子、表純子、堀奈津佳、福嶋浩子、甲田良美、
堀琴音プロらはファイナル進出を逃し、涙をのんでいます。来季は厳しい現実が待っているのかも。

タイ出身でレギュラーツアー1勝しているポラニ・チュティチャイ選手などは、今年 受けた
プロテストにパスできませんでしたから、このQTにも参戦できませんでした。チュティチャイ

選手は1年間限定のプロ資格であるTP(トーナメント・プレーヤーズ)単年登録者として出場
していましたが、2019年度よりTP単年登録制度は廃止されることになりましたからネ。

 
 <優勝したランクン選手とお父さん>

ちょうどLPGAの制度改正の狭間でした。 同じくタイのS.ランクン選手らのようにラッキーな
選手もいます。 昨季のQT35位で、今季の前半戦の試合に出場できたランクン選手は、7月の
「ニッポン ハム レディスクラシック」で優勝、正会員と来季シード権も獲得してしまいました。

最終的にランクン選手は、賞金ランク31位(約3,915万円)に位置するなど大躍進でした。
来季から13人が、初めての賞金シードを獲得しましたが その一人にも入りました。

 

他の12名は渋野日向子、ペ・ソンウ(韓国)、河本結、稲見萌寧、高橋彩華、吉本ひかる、
浅井咲希、宮里美香、エイミー・コガ、大西葵、篠原まりあ、脇元華プロらです。来季の

シード権獲得者の平均年齢は、今季より0.1歳下がって26.3歳となり、記録が残る
2001年以降では昨季(26.4歳)を更新して最年少になったと、報じられています。

 
 <三日目を終わったファイナルQTでトップの木戸愛プロ>

一方で、森田遥、キム・ハヌル(韓国)、藤本麻子、木戸愛、佐伯三貴、一ノ瀬優希、大江香織、
ささきしょうこ、香妻琴乃プロらツアー優勝の経験者を含む16人が賞金シードを喪失し、引退を
表明した佐伯三貴、一ノ瀬優希、大江香織プロ以外、今 行なわれているファイナル QTで挑戦中 
です。例の暴言事件でゴルフ界を賑わした笠りつ子プロ(30位)は、2年ぶりに復帰しています。

同ランク49位で終えた大山志保プロ(42)は、7年連続の賞金シードを決めました。42歳という
年齢はトップ50位で最年長となるようです。 引退した大江香織プロ(29)と一回りも違います。

 
 <頑張っている大山志保プロ>

ちなみに、シード権内(50位)に入れなかった賞金ランク55位までの選手は、来季の前半戦は
出場できます。なお同70位まではファイナル QTからのエントリー資格が与えられていますネ。

シード権を喪失した選手の平均年齢は27.1歳だったようですが、まだまだ女子ツアー
選手の低年齢化は続きそうです。 プロは本当に厳しい世界ですよねぇ~   



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