先週の26日、東京お台場のビッグサイトで、ロングステイ財団が主催したロングステイフェアが
開かれていました。 折角、日本に来ていますので 何でも見てやろうと、ちょいと行ってきました。
同フェアのセミナーで、タイのロングステイについては、タイ国政府観光庁の東京でマーケティング
マネージャーを務める藤村喜章さんらが、タイ国のロングステイについて講演していましたネ。
<東京事務所の藤村さん>
藤村さんはバンコク週報の連載 「私流・ゴルフとビジネス」 の218回目に出て頂いて
いましたので存じ上げています。 ですので、親近感を持って講演を聞くことができました。
ロングステイ財団 (東京都港区) が、毎年実施しているロングステイに関する意識調査で、ロング
ステイを希望する国は、ここ10年 マレーシアが連続で1位なんですが、それを意識されたのか、
海外勢からの出展の中で、タイのスペースが大きかったですねぇ~ 入り口の左右にはタイの
ブースがあって、タイの日本人ロングステイ者を獲得しようという姿勢がよく伝わっていました。
ワタシなんぞは、なぜにマレーシアが10年も1位を保っているんだが解かりません。 昔の話ですが、
ワタシもクアラルンプールに3年ほど仕事で住んだことがありますが、全てにおいてタイの方がよっぽど
良いですけどねぇ~ 近年のマレーシアへ行っていませんが、何か大きく変化したんでしょうか?
因みに下記が、同財団が昨年の3月~12月に実施したアンケートのロングステイ希望国の順位です。
1位 マレーシア 6位 ニュージーランド
2位 タイ 7位 カナダ
3位 ハワイ 8位 シンガポール
4位 オーストラリア 9位 台湾
5位 フィリピン 10位 インドネシア
タイは5年連続で2位、前年調査では9位だったフィリピンが5位に入っています。 同調査の
00年~10年には、上位10カ国にスペイン、スイス、イギリスといった欧州諸国が入っていました。
が、11年以降はランクインしておらず、その代わりに東南アジアの国々が目立ってきましたネ。
以前は海外暮らしする日本人は富裕層だけでしたが、今は年金受給者のロングスティヤーが
増えていますから、治安も良くなって物価が安い、近い東南アジア国に集まっているんでしょう。
10年連続1位のマレーシアは、長期滞在ビザ制度の充実、気候、治安、医療水準などが
評価されていると聞きましたが、タイだって どれを見ても負けていませんけどねぇ~
きっと、両国を知らない日本人の方々は、タイは治安が悪い、男性が遊ぶ国、街並みが汚い ・・・ 等々の
固定観念が まだあるんでしょうネ。 そして何よりマレーシアは英語圏というイメージも大きな味方です。
タイで新しいロングステイの場所が発掘されている一方で、日本人ロングスティヤーの新たな
問題も浮き彫りになって来ています ・・・ 長くなりますので明日に続きますネ。
来年度から300万バーツになるという噂がありますが、
?
マレーシアのロングステイ業者とロングステイ財団の一部が癒着していたりとか?
タイとマレーシアのロングステイヤーの階層が全く違うのは特徴的ですね。
タイは単身の高齢男性がメインですが、マレーシアは夫婦がメインです。
近年は、マレーシアでは、高齢の年金生活者ではなく、30代の子育て世代が多いのが特徴です。
マレーシアのインターナショナル教育機関が評判が良いようです。
海外ロングステイと言えば、昔はシルバーコロンビア計画から、海外への老人の輸出、という面が多かったのですが、東南アジアでの生活費が日本とあまり変わらなくなってきたことで、移住層が大きく変わってきました。
今や、シンガポールやマレーシアは所得水準が高い層しか移住できず、タイも新ロングステイビザの内容を見ると、毎月30万円以上の生活費を使わない外国人は来てくれるな!という方向に変ってきましたね。
マレーシアのロングステイ事情は下記サイトが参考になります。
http://www.tt.em-net.ne.jp/~soy7686/penan.html
これからタイも変わるかも知れませんね。