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いよいよワチラロンコン皇太子が新国王に即位か ・・・

2016年11月30日 | タイのゴルフ、あれこれ
  
 プミポン国王が先月の13日に逝去された後、公務員、国営企業職員は1年間の喪に服し、
毎日、黒い服を着用しています。 一般市民でも、政府が要請した1カ月間の娯楽活動
自粛後も、多くの国民は黒い服を着用していますネ。 そんな中での出来事でした ・・・

 

28日、南部ラノン県の国立学校に赴任した女性校長が、着任歓迎会に赤いドレスを来て出席したら
「プミポン国王死去の服喪中だというのに不適当だ」 として、地元住民数十人が校門前で抗議する
騒ぎがありました。 翌日、女性校長はバンコクの事務所に異動処分となってしまいました。

黒服を着ていない市民が 「不敬」 だとして暴力を振るわれた事件もありましたからねぇ~
これもタイらしい出来事の一つです ・・・

そう言えば、プミポン国王が亡くなられた後、シリキット王妃 (84) のことが余り
伝えられていませんでしたが、お体が芳しくないように聞いていましたけど ・・・ 

 

16日から肺炎などでチュラロンコン病院に入院されていたようですが、肺炎も治癒し、平熱に
戻ったため退院し、都内のチットラダー宮殿に帰宅した、とタイの宮内庁が発表していました。
国王が亡くなられて心労も重なり、頼りは愛する長男のワチラロンコン皇太子 (64) でしょう。

プミポン国王が亡くなられて、すぐにプラユット首相は皇太子への王位継承を発表しましたが、皇太子は
「国民と悲しみを分かち合いたい」 として即位を遅らせるよう要求されました。 このため、プレム枢密院
議長が暫定摂政に就任するなど、王位が長期間空位となる異例の状態が続いています。

 

ですが、昨日の国会での暫定議会で、明日にでも皇太子に即位要請をすることが承認されました。
皇太子は現在、私用でドイツに滞在中で今日にでも帰国される予定です。 このような大事な時に
私用って、どんな事情があるのか分かりませんが ちょっと心配になります。 

即位式は、明日に予定されているプミポン国王の法要後に行なわれ、戴冠式は、来年9月に行なわれる
プミポン国王の葬儀の後となる見通しとのことですが、すべて予定どうり にいくと良いですがねぇ~

 

ワチラロンコン皇太子は1952年7月28日生まれの64歳で、英国と豪州に留学され、1972年に
皇太子の称号を受けられました。 軍事に明るく、大型機の操縦免許を持つことでも有名です。
即位されれば、1782年 (234年前) に開かれたチャクリ朝の第10代の国王になられます。

 皇太子が新国王になれば、来年末の総選挙実施と民政復帰に向けたタイ国が抱えている一連の
懸念事項が前進することになります。 我々 外国人は、静かに見守るしかありませんが ・・・  




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