西郷真央プロが、ツアー初優勝した今季開幕戦に続き「アクサ レディース」でも、首位と
2打差の3位からの逆転勝利で、早くも通算二勝目。やはり西郷真央プロは覚醒しましたネ!
20歳170日のツアー通算二勝目は10番目の若さでした。(最年少は畑岡プロの18歳254日)
同大会の二日目は、悪天候で中止となった為、36ホールに短縮されました。が、最終日に、
5バーディー・1ボギーの68で廻り、通算9アンダーで一時は首位に5人が並んだ、その
大混戦を制しました。よって加算される優勝賞金は75%の1,350万円。でも優勝は優勝です。
5メートルを沈めた10番(パー5)で首位に並び、13番(パー3)で単独首位に立ち、後は
パーを重ねて余裕の逃げ切りでした。今年はパッティングが、更に良くなっているようです。
2打差をあっさりとひっくり返したのは、今大会も67・68とアンダーでプレーできている
からでしょう。西郷プロの凄いところは、昨年6月の「サントリーレディス」から アンダー
パー試合を伸ばしていることで、昨日で27試合連続です。これは彼女自身の持つツアー記録を
さらに更新しています。2位は稲見萌寧プロの15試合連続ですから、その安定ぶりが窺えます。
開幕四試合を優勝・2位・10位、そして優勝ですからネ。 2019年の11月にプロテストに合格し、
プロデビューから51試合目での初優勝までは2位が7度と、我慢・辛抱の日々でした。 ですが、
今季は今までとは違い、とても20歳とは思えない戦いぶりで 自信に満ち、風格さえ出て来ています。
ところで、厚生労働省が発表している令和元年の「国民健康・栄養調査」によりますと、
日本人女性20代の平均身長は157.5センチで体重は52.0キロです。 西郷真央プロは
158センチの57キロですから、決して恵まれている体型ではありません。 プロに合格した
同じ19年6月に「日本女子アマ」を制しており、女子ジュニアには大きな励みになりますネ。
<山下美夢有プロとは良きライバルであり大の仲良し>
西郷真央プロは、2001年生まれで「新世紀世代」と呼ばれています。今大会で2位に入った、
既に1勝している山下美夢有プロも、今は米国ツアーに参戦し国内で2勝している笹生優花
プロも同世代です。この「新世紀世代」の三人にて、二年間でトータル5勝しています。
<笹生優花プロは 既に 全米女子オープンに勝っています>
「黄金世代」から「新世紀世代」の到来を告げる鮮やかな彼女らの活躍です。今年のゴルフ界は
21世紀生まれの「新世紀世代」が引っ張っていくのかも知れません。そう言えば、西郷真央プロは
6月には世界ランクの資格で「全米女子オープン」出場が確実。 どこまで通用するかも楽しみですネ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます