タイでも心配される日本・若者の自殺者数！

　日本の自殺者が一日100人を突破したそうな・・・　しかも20代・30代の若者が増えているとか、

　今年3月3,069人、4月3,027人と続き、昨年は10月だけだった一日100人の自殺者が、今年は早くも、
二か月連続して100人を超えているとは・・・　警察庁の「08年自殺の概要」によりますと、08年の
自殺者数は3万2,249人で、一日平均88人でしたのに今年は確実に昨年を上回りそうですヨ。

　自殺者は失業・生活苦・借金・うつ病の四つの要因を抱え、しかも要因が連鎖することが多いと言います
やはり自殺と経済状況がリンクしているのでしょう。昨年10月はリーマンショック以降の経済悪化、3月・
4月は年度末の決算期と関係していると思われます。でも　若者も増えているというのも気になります。

これは由々しき問題です！　19才以下が 611人で11.5％増（小学生4人、中学生60人含む）、20代が
3,438人で3.9％増、30代が4,850人で1.7％増と、若者の自殺者が昨年を上回っています。職業別状況を
見てみると無職者56.7％、被雇用者・勤め人27.9％、自営業・家族従事者9.9％、学生・生徒等3.0％で
無職者が半数以上ですから、完全に日本の経済状況と社会背景が若者をも巻き込んでいます。

　世も末になりそうです、どうしたら良いんでしょう？？

　日本の自殺者数は10万人当たり約25名（タイは5名）と先進国では不名誉にも世界トップです。その半数
以上が50代～70代の中高年が占めており、侍の時代から腹を切ってお詫びするような「自殺によって
自身の名誉を守る、責任を取る」という倫理規範が日本文化として残っており、日本人は自殺が多いと
考えておりました。が、こうして若者の自殺が増えてくるとなると、様相が変わって来ます。

　タイから日本を見ていると、「若者が増えるのは、日本人は失敗を許さない、立ち直ることに許容しない、
難しい、周囲の目、親の世間体・・・」等々で、若者の自殺者が増えているのかなぁ～　と思えてきます。
“外こもり”　としてタイで周囲の目も気にせず生活している若者を見ると、そう感じざるを得ませんネ。

　タイの自殺者数は、男女共で3,458人（内務省の07年報告）だそうで、日本の10分の1でその内男性が
2,703人を占め約78％が男性です。日本も70.8％が男性ですからどこの国でも男性の方が多いんですネ

　タイの自殺者の要因は、貧困による自殺と考えられがちですが、実は怨恨・男女間のもつれによる
心中も多く後先を考えない発作的要素が強いようで、要因もハッキリしているのが特徴ですネ。
タイ人に多いO型・B型、日本人に多いA型という血液型も影響しているかも・・・

　それにしましても、20代で3,438人、30代で4,850人という日本の若者の自殺者数、何とかしなくては！

　政府は9年間に自殺率20％減を目標にカウンセリングなどの自殺対策に、昨年来乗り出している
ようですが、やはり社会の「失敗したら出直しすればいい、我慢しなくもいいよ、弱音を吐きなさい」と
いう優しい目が若者には今の時代、必要なんでしょうネ。
そう、マイペンライの精神でいきましょうヨ！



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