昨日のアユタヤ銀行が、完全に日系の銀行として機能してくると、
日本人の不動産購入など、どっと、こちらに流れるんでしょうねぇ~
バンコクを 散策していると、建設中のコンドミニアムや高層ビルが、やたらと目立ちます。 10年前と
比較すると、地価は相当騰がっていますが、それ以上に買う人が増えているのが、現状のようです。
それだけ購入できる中間所得層が広がっています。 こんな所からも最近のタイの豊かさを 感じます。
最近では日本人でも住宅ローンが組める事や 法人名義で購入できる点が、追い風となっているとか。
日本と比べたら 安いですから、タイでコンドミニアムを 買う日本人が増えているのは確かですネ。
タイでは、外国人企業や外国人が土地を 購入することが出来ませんから、どうしてもコンドミニアムと
なります。 ただし 法律で、その棟の外国人所有者の割合が、49%以下であることが定められています。
購入する目的は、投資や居住用など 様々のようですが、やはり固定資産税や相続税という税制がない、
と いうのが、大きなメリットなんでしょうネ。 購入した知人曰く、転売時に発生するキャピタルゲインの
課税率が 日本と比べても安く、短期的な転売や賃貸収入を 軸とした中期的な投資などには良いようです。
今では購入する方法も選択肢があります。 少し前は 外国人である日本人は、日本やタイ在住に関わらず
一括して日本から送金、または 現地で一括払いでしか購入できませんでした。 所が、今は 外国人でも
銀行の住宅ローンを 組んで購入できる手段ができました。 ただし、タイの銀行ではなく外資銀行です。
そこで 三菱東京UFJ銀行が買収したアユタヤ銀行が、活躍する場となってきますかネ。 日本でも三菱
東京UFJ銀行の取引があれば、簡単に購入できるシステムが 構築されるような気がしますよネ。
もちろん、最低所得制限や借入限度額が購入金額の約7割といった制限はあります。
色々な話を 聞いている中、意外だったのは 日本人が購入する目的は、投資用が6割で 居住用が
4割だそうです。 居住用より投資用のほうが、上回っているとは、個人的には意外でしたねぇ~
投資目的での物件価格は、当然 平米数によって変わってきますが、 500万~1000万バーツで1ベット
ルームの物件がお勧めのようです。 500万バーツ以下の物件も沢山あるようですが、物件が安いと
出入りが激しいと聞いたことがありますネ。 やはり ある程度の中間層や外国人に住んでもらうには
最低500万バーツ以上の物件が良いそうです。 借り手も多く、家賃収入も安定するようですから。
いずれ 居住用でも投資用でも、タイで住んだり 行き来する人は、不動産購入は一考する価値は
ありそうですネ。 タイには、沢山の日系不動産会社がありますから、一度聞いてみて下さいな。
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タイへ進出する企業(法人)へのサービスは向上しますが、企業と関係のない日本人(個人)へのサービスは特段の進歩は無いのでは?と予想しています。
というのは、同じ銀行でも、国が違うと、全く別の銀行になるからです。
マネーロンダリングの問題もあり、簡単ではありません。
せいぜい、日本国内にある三菱東京UFJ銀行のATMカードで、タイ国内の銀行ATMからキャッシュの引き出しが可能になる、といった程度でしょう?
(既に、いくつかの地方銀行のATMカードではタイ国内のATMからキャッシュが引き出し可能になっています)
バンコクのコンドミニアムの購入ですが、居住目的以外の「投資目的」の購入は個人的には反対です。
バンコクのコンドミニアムの値段はバブル価格です。
従って、今後上昇する可能性は少ないでしょう。
価格が高いのか、どうかは賃貸利回りを調査すればわかります。年利8%未満なら、割高、ということですから。
日本人への住宅ローンの供与についても、条件が厳しそうです。(タイ国内で働いている方とか?)
また、タイのローン金利は高いので賃貸利回りより高かったりします。
また、バンコクには、不動産の管理(テナント勧誘)を安心して委託できる業者が少ないのもネックでしょう。
バンコクのコンドミニアム市場は日本と違い非常に歪な構造です。
というのは、高額な賃料を払ってコンドミニアムに住むのは、外国人(駐在員)ばかりだ、ということです。
外国企業の進出が今後も増加すれば、駐在員は増え、賃貸需要は増えますが、政情不安もあり、増える環境にはありません。
外国企業は、インドネシアやフィリピン、ベトナム、ミャンマーへ向かっています。
タイの弱点は、タイは「人口ボーナス期」が終わり、「人口オーナス期」に入りつつある、ということです。
東南アジア各国は、ベトナム、インドネシア、フィリピンなど、人口ボーナス期の国が多く、今後大きな経済成長が予想されています。
しかし、タイ国は、人口オーナス期に入り、労働人口割合が減少し、少子高齢化が急速に進みます。
日本の出生率は1.4ですが、タイは1.5、バンコクに至っては0.9です。
労働人口が増えず、少子高齢化が進めば、住宅需要は減少するのです。
http://www.boj.or.jp/announcements/press/koen_2012/data/ko121129a2.pdf#search='%E4%BA%BA%E5%8F%A3%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%82%B9%E6%9C%9F+%E3%82%BF%E3%82%A4'
ということで、タイの不動産需要は既にピークに達しつつあり、今後はあまり増えない、ということですから、不動産価格が上昇する可能性は低い、ということです。
★下記サイトには、アジア開発銀行が予測する2014、2015年度の経済成長率が掲載されています。
http://uccih.exblog.jp/20559891/
タイの周辺諸国の成長率が高い中で、唯一(シンガポールは別)、タイの成長率が低いです。
既に、「タイはアセアンの落第生」とも揶揄されているほどです。
1.タイは少子高齢化に向かっていること。
2.供給過剰
3.売り時期が集中する大型物件が多いこと
4.管理が良くない事
などから投資物件としてはお奨め出来ません。
数少ないチャンスは完成前に購入し、完成後
即ばいきゃくすることです。
土地付きは別ですが、外国人は買えません。
尚、出生率の数字はどこから取られたのでしょう。
わたくしの持っているデータと少し違うものでして。
タイに住む一日本人が書いた内容を、こうして詳しい方がフォローしてくれるというのが、何とも嬉しい限りです。
こういうご意見を 書き込んで頂けるのも、皆さんに読んで頂ける要因の一つでしょうね。 有難いことです。
これからも 宜しくお願いします。