マイナポイント事業
マイナポイント第2弾を実施しています!マイナンバーカードを使って申込むことで最大20,000円分のマイナポイントを受け取れます。申込みにはキャッシュレス決済サービスが必...
マイナポイント事業
マイナポイント欲しさにマイナンバーカードを申し込んでみました。思ったよりも申し込み自体は簡単で、一番面倒なことは自分の写真を用意する必要があることくらいでしょうか。カード受け取り後のマイナポイントの申し込みも、パソコンでやろうとすると面倒ですが、スマートフォンを使って申し込めば簡単に完了します。ポイントを付与してもらう電子決済サービスは、申し込み後に変更することはできないので、よく調べてから慎重に申し込みましょう。僕は注意事項をよく読まずに電子決済サービスの選択を誤りってしまい、少し後悔しましたので。
最近知ったのですが、従来の保険証を利用して医療機関を受診すると、マイナンバーカードを保険証として代用した場合に比べて医療費が高くなるそうです。たまたま病院に行く用事があったのでマイナンバーカードを持って受診してみました。(事後に調べてみると差額は12円程度のようですので、メリット・デメリットを勘案されることをお勧めます)
僕が行った病院では、受付のところにマイナンバーの読み取り機が設置されていました。初めてマイナンバーカードを保険証として使うときにはその機械を使った簡単な利用開始手続きを求められました。
手続き自体はさして面倒なものではありません。ただし、診療情報の共有可否などを「さらっと」と質問されるので、よく考えて回答した方が良いと思います。マイナポータルでは、「医療機関を受診した際に、お薬の情報や特定健診の結果の提供に同意すると、医師等からご自身の情報に基づいた総合的な診断や重複する投薬を回避した適切な処方を受けることができます。」と謳っていますが、このカードがそもそも家の外で利用することをあまり考慮していない設計のような気がするので、何でもかんでもこのカードに個人情報を集中させると、あとで裏切られそうです。
マイナンバーカード、不思議なケースに凝縮する不作為 - 日本経済新聞
あなたのマイナンバーカードは「ケース」に入っていますか? 交付時にもれなくついてくるペラペラのプラスチック製のアレ。全体は透明だが3カ所、不思議な灰色の塗りつぶし...
日本経済新聞
マイナンバーカードに疑問を持ち始めたのは交付時でした。マイナンバーカードを受け取りに行くと、券面の一部が隠れるように加工されたフィルムケースに入れた状態でカードが交付されます。このケースがまた微妙な作りで、とてもモヤモヤした気持ちになりました。
ペラペラのフィルムなので耐久性はないでしょうし、とても簡単に外すことができるので、個人番号が容易に見られないようにするための目隠しとしての機能も、さほど期待できたものではありません。しかもなぜか券面に印刷されているQRコードはフィルムケースでは覆われません。マイナンバーカードを専用フィルムケースに入れていても、個人番号を表すQRコードは丸見えなので、スマートフォンなどを使えば簡単に個人番号を確認することができてしまいます。いったいこのフィルムケースは何を隠したかったのでしょう?
RFIDのタグを内蔵したカードなのですから、券面に番号を印刷せずに発行することもできたのではないでしょうか。あるいは単純にカード全体を覆うケースの方が使い易そうです。
しかし思い起こしてみれば、個人番号の通知が始まったときに、個人番号は不用意に他人に教えない方が良いと宣伝されていた記憶があります。マイナンバーカードを交付して国民に持ち歩かせること自体がすでに矛盾しているような気がしてなりません。試しにマイナンバー総合フリーダイヤルでフィルムケースはどういうシーンで外して良いのか、個人番号は他の人に知られても構わないのかといったようなことを質問してみることにしました。
てっきり総務省をあげての一大事業なのかと思いきや、電話に出てくれた男性は挨拶もまともにできないほど覇気のない人物でした。アルバイトを始めたばかりの店員さんや、新入社員でも「こんにちは」的なことは言ってくれると思うのですが、こちらから「お忙しいところ申し訳ありません」的な言葉を切り出しても、彼とは会話の糸口がつかめない感じでした。いきなりこんな調子だったので、なかなか僕の質問に対する答えを引き出せなかったのですが、彼から何とか教えてもらったことを要約すると、基本的に「マイナンバーカードは確定申告などの納税事務手続きをするときのカード」だということでした。
う〜ん、それだったらそもそも通知カードを国民に送付した段階で目的の大半は達成できていると思うし、わざわざ国税を投入してカード発行事業等やる必要があったのでしょうか。ましてや、保険証の代わりにマイナンバーカードを持ち歩こうなどと、とってつけたような利用方法を喧伝することにも疑問を持ってしまいます。
マイナンバーカードは自宅の棚の奥深くに大切に保管しておくことにします。