コロナ禍とあって自宅で仕事をすることも多くなっているので、2画面欲しいなと思うことが少なくありません。かといって普通のモニタを買い増すのでは場所をとってしまうので、Amazonで取り扱っているモバイルディスプレイの中からEVICIV 15.6インチ モバイルディスプレイを購入することにしました。
一口にモバイルディスプレイといっても思っていた以上にいろいろな種類があり、ほとんどの製品が耳慣れないメーカ製なので、どの機種にするかはかなり悩みました。量販店では取り扱っていない機種も多く、実機を確認することも出来ないので、スペックと価格だけを頼りに検討した結果、大きすぎず小さすぎない15.6インチで、4K表示でき、色域がAdobe 100%だということを決め手としてEVICIVのものを買うことにしました。そもそもEVICIVというメーカのWebサイトすら見付けられなかったくらいなので、記載されているスペックがどこまで信用できるのかが心配ではありましたが...
Amazonでのレビューからも何となく予想はついたのですが、この製品には製品ロットがいくつかあるようで、そのロットによって製品仕様が異なるようです。(そういう意味では机上のスペック比較は意味がないのですがw)僕の手許に届いたロットは、ノングレアタイプのパネルで、保護フィルタは付属するものの別添で、スタンドとしても使用できる保護カバーはマグネット式でネジは使わないタイプでした。持ち運んで仕事に使おうと思っていたので、文書作成等をしても疲れないノングレアタイプのパネルだったことと、カバンに入れたときにネジが干渉しなくてすむマグネット式のカバーだったことはとても嬉しかったです。表示や発色も良好で、ドット欠けや色のにじみもまったくありませんでした。
ちょっと誤算だったことは、4Kのモデルを選んだことでした。パッケージ開封直後のデフォルト表示は1920×1080になっているのですが、15.6インチだとこのくらいの解像度でも悪くないんですよね。満を持して最大解像度の3840×2160にしてみたところ、表示される文字が小さすぎてビジネスユースには堪えない感じでした。その意味では4Kタイプよりももっと安価に買えるHDのモデルにすれば良かったかも知れません。いろいろと試してみた結果、僕が使っているMacBook Proの解像度(1680×1060)と同じくらい大きさで表示される解像度はHDよりもやや細かめの2048×1152でした。同じEVICIVでもHDモデルであれば14,000円くらい安く買えるので、これだけの解像度の差で4Kモデルを選ぶ価値があるかは考えた方が良かったかも知れません。
逆に思いがけず嬉しかった誤算としては、モバイルディスプレイの充電用USBポートにMacBookのACアダプタを挿しておくと、モバイルディスプレイとMacBookを接続しているUSBケーブルを経由してMacBook本体も充電されることです。電源を挿さずにUSBケーブルでMacBookと直結するだけでも問題なく表示できるのですが、MacBookかモニタのどちらかに電源を挿すと、モバイルディスプレイ側の輝度が上がり、同時にMacBookの充電も始まります。一つの電源でMacにもモニタにも使えるので持ち運ぶ荷物も減りますし、出先でテーブルに荷物を広げたときの配線も楽ですよね。今更ながらUSBはシリアル接続なんだなと実感しました。
しかし何と言っても画面は1枚より2枚ある方が作業が捗りますね。例えば参考資料を見ながらレポートをまとめるとか、長文メールに返信するとき時などに、片方の画面で参考資料や元メールを見ながら、もう一方の画面で自分の文章を書いていけますので。こんなことならコロナ禍前から買っておけば良かったです。