HHKBの吸振マットを購入する際に、吸振マットと併せて木製のパームレストも注文しました。パームレストはあれば快適だろうなと常々思っていたものの、かといってないと非常に困る感覚もなかったので、買うきっかけが見出せずにいました。しかし、HHKBに吸振マットを取り付けるとなると、確実にキートップの高さは取り付け前よりも高くなる訳で、それが理由で折角の高級キーボードが使いづらくなったら嫌なので、パームレストを同時にそろえて手首の高さ対策をしようと考えました。
僕が買ったのは吸振マットと同じバード電子製の木製パームレストです。ネットで調べてみるとHHKB用に使えそうなパームレストはたくさんあり、価格もまちまちですし、そもそも木の板にお金をどこまで掛けるのかという気もしないでもありません。しかし、かなり限られた人たち向けの製品なだけに実物をさわって買うことは難しく、木材なので下手なものを買って肌触りが気に入らなかったり、時間が経って反ってきたりしたら嫌なので、HHKBの発売ものであるPFU社のオンラインショップでも取り扱われているバード電子製のパームレストを選択しました。同社は個人的にとても印象が良い会社なので間違いないでしょう。
実際に手許に届いてみると確かにPFU社も併売しているだけあって、本当にHHKBにぴったりなサイズです。横幅はHHKBより若干短めなサイズになっているので、HHKB下方の角の曲線が直線に切り替わるあたりにパームレストの両端がぴったりおさまる幅にカットされています。(キーボードの枠の内のりに幅が合っているといった方が分かり易いでしょうか?)また、高さについてはパームレストに付属のゴム足で調整するようになっています。ゴム足は厚みがあるものと薄いものの2種類が付属しており、同じくバード電子製の吸振マットを取り付けた状態のHHKBと比べると、厚みのあるゴム脚を付けた状態で、HHKBのキーボード枠の表面から2〜3mm低い位置にパームレストの上面がくるといった感じです。
やはりパームレストがあった方が手首が宙に浮かず、パームレスト上に固定できるので、手は楽になりますね。HHKBの打鍵感もパームレストなしでタイプするときに比べると打ち下ろすような感じになるので、指の力が少なくて済むような感覚もあります。吸振マットによって安定感が高まったHHKBに、パームレスで高さを確保した指から打ち下ろす感覚はベストマッチと言えると思います。