紙の辞書を久し振りに買い足しました。岩波国語辞典第八版です。
岩波国語辞典はかなり昔に一度買ったきりで、その後新しい版が出ても買い直したことがありませんでした。先日物書堂の辞書ストアを眺めていたら最近(といっても9か月ほど前のようですが)辞書アプリのコンテンツに追加されたことを知り、俄然興味がわいた次第です。
物書堂のコンテンツで興味を持ったにも拘わらず書籍版を購入しようと思った理由は、一つ前の第七版新版の表紙がとてもお洒落だったからです。国語辞典は数多くあれど、表紙が紫なんて素敵すぎませんか?
残念ながら第八版はふつうの表紙でした。しかし、辞書にありがちなビニールカバーが付いていないことには好感を持てます。僕は辞書についていつビニールカバーは、辞書を引くときに煩わしいのでいつも捨てています。すぐに捨ててしまうものが初めから付いていないことは、環境への配慮という意味で望ましいことですね。
もちろん辞書としての中身も楽しめます。僕が最近使っている大修館や三省堂系の辞書とはまったく異なる語釈が新鮮です。また、出版社が岩波書店とあって、紙面から広辞苑と同じ香りがする気がします。個人的な好みでいうと、三省堂系の辞書の香りはあまり好きではなく、岩波書店や大修館の辞書はとても良い香りに感じます。辞書の香りを楽しむ方はあまりいらっしゃらないでしょうか?
誰もが1冊目の辞書として薦める岩波国語辞典は、噂に違わぬ満足度の高い買い物になりました。