当方見聞記

旅と舞台・ライブ話を気ままに書いてます

血は立ったまま眠っている

2010年01月31日 | 日記
森田剛くん主演舞台行ってきました


寺山修司作品なだけあってなかなか重い話だけど、内容濃いくって面白かったです


内容は、革命を夢見る二人の男のところに片方の姉がやってきて、姉ともう片方がデキてしまうことから関係が崩れていくって内容なんですが、剛の役が、ようは同性愛者でもあり近親相姦でもあり…みたいな役(苦笑)
まぁもちろんその辺りはガッツリやらないから、感情として…て位ですが。
肉体関係あってもおかしくはない関係ではあります。

ちょっと普通の関係を越えて尊敬する兄貴分と、憧憬で美化しまくった姉がデキたことにより、どっちに対してもの嫉妬から、2人に反して暴走しちゃう。
素直な子な分余計に騙されやすいっつうか…騙されて惨めになってくっつうか…見てる分には可愛いとこが多い(笑)


それにしても、剛ちゃんはやっぱり芝居がうまい
なんか感心してしまうわ

劇団☆新感線作品で、とくに『IZO』ではすごい評価いただいてましたが、今回もいいですね。
なんか暴走していくところ、墜ちたところとか、最後の、狂いだしたっぽいところとか、フワフワ感情なのに、しっかり掴んでるっつうか…
本当、良かったです

姉役の寺島さんは、見た目はさすがに18歳役はムリがある…て感じはしたけど、二人の男を巻き込んでいく役だから、あれくらい年上の落ち着いた感がないと合わない役かもなぁとも思ったり。なにせ清楚さと淫乱さを併せ持ったような役
色っぽかったですよ、相変わらず


部分的には、ベッドで横たわる窪塚さんの隣に寝転がって、そこから猿の子のようにガッツリ足絡めてしがみつくとこあるんだけど、めためた可愛いかったです(笑)


また次回も楽しみだわ

祇王寺

2010年01月31日 | 日記
京都で私が好きな二つ目のお寺のご紹介。

『嵯峨野 祇王寺』


平家物語をご存知な方でしたらおわかりになるかと思いますが、清盛の寵愛があった、白拍子の祇王たちのお寺です。

清盛に捨てられ尼となって余生を過ごしたお寺。
本当に質素で小さなところです。

行くと、毎回、切なくなるお寺。

なんかね、寂しさがあるんですよ。嵯峨野の中でも奥の方にあるお寺なので静かだし。
庭を見ても、建物を見ても、ましてその歴史を見ると、切なさしかおきません。

時の権力者の放漫さと、それでもそれにすがるしかできない女の人たち。
時代の“裏”にあるものを目の当たりにする感じですね。

その独特な雰囲気に、なんかつい寄らされてしまうんですけどね(^^;)


私は新緑が好きなので、5月頃とか初夏くらいの時期がオススメですが、有名なのは紅葉の時期です。
あとは激寒ですが、雪が降った後はかなりオススメなお寺です


まぁもし興味もたれたなら一度行ってみてはいかがでしょうか